Xの投稿を見ていたら、本作中盤でギャオスに食べられてしまう中央線に乗っていたヴェルディのユニフォームを着ていた女性が綺麗だが誰だか判らないというのがあって、自分も見てみました。
こちらですね。
レースクイーンあがり。テレビ、映画のちょい役にちらほら出ましたが、本格的な女優活動には至らなかったようです。このくらいの器量の人はいくらでもいるということですかね。
レースクイーンから女優になって成功した人の筆頭と言えば、

次点はこの人でしょうか?
■飯島直子
個人的にはこの人も好きです。
■おしの沙羅
少し古くなりますが京急のキャンペーンガールも勤めたこの人も好きでした。

久しぶりに見ましたが、非常に良く出来ています。後の特撮映画に与えた影響は非常に大きいと言われますが、そうだよなと納得します。
自衛隊が撮影に全面協力した最初の特撮映画なのだそうで、その都合で他の怪獣映画に比べて自衛隊が怪獣に対して割と通用するというのが指摘されています。なるほど。

中山忍は鳥類学者として登場し、その立場で助言しているだけのつもりが、突如としてギャオス捕獲作戦の指揮を採るような立場にされて苦情を述べます。そりゃそうでしょう。
本田博太郎が「トキよりも貴重かも知れない」と言うのに、「トキは人を食いません」と応じるのは非常に的を射た指摘です。
福岡ドームの捕獲作戦失敗後、餌場を東京に求めたギャオスが中央線と並走して前述の捕食シーンへと繋がります。
ギャオスの遺伝子解析を後輩に頼むのですが、この後輩が袴田吉彦だったのは全然記憶になかったです。
ギャオスは単性生殖で、遺伝子が一対しかなくて、しかも遺伝子情報に無駄な部分が一切ない完全生物だという話しには改めて驚愕しました。完全だから遺伝子シャッフルする必要がないので単性生殖で、ほぼクローンみたいな増殖をするのですね。
また、ギャオスが超音波メスを発する時に、頭蓋骨を高周波振動させる特撮も忘れていて、ちょっと驚きました。
「怪獣対怪獣」特撮の最高傑作だと思いますが、大きな要素として悪役怪獣ギャオスの設定・造形が魅力的だからなのだと思いました。