新プロジェクトX:75万人を救った用水路を観る

 生活習慣の問題ですが、一度、見ると毎週同じ時間に家でテレビを点けているようになり、こちらも観ました。

 アフガニスタンで用水路を作り、タリバーンの銃撃で亡くなった中村哲さんのお話しです。
 もともとは隣国パキスタンでの医療活動に行きました。そこで見た現状に、これをこのままにして帰ったら医療従事者としてはどうかしている‥と思い、帰国して友人らに金銭支援を求めて再びアフガニスタンへ。
 そこで、医療活動に従事しますが、清潔な水が不足していることを痛感し、なんとまったく畑違いの用水路建設に取り組みます。昼間は医療活動に従事し、夜はランプの明かりで治水工事のテキストを独学で勉強します。
 そして、現地の人たちに「水さえあれば君たちの生活は変わる」と説いて、手掘りで用水路建設を始めます。
 アフガン/パキスタン国境のクナール川から分流するのですが、クナール川からの取水部分に堰を作るのに大苦戦します。800kgあるコンクリートテトラポットを落としても水流が強すぎて転がって流されてしまうのです。
 日本から応援に来てくれた若手土木技師が教えてくれた傾斜堰(朝倉市の山田堰)を参考にして、「これならできる」と判断、思い切って用水路を石張りに改造します。2013年、67才にして事業を完成しますが、この頃から現地人のリーダーたちに、仕事を引き渡していき、「私がいなくなっても事業は続けてくれ」と諄いまでに教え続けます。現地人だけでも補修できるように構造の簡明な傾斜堰を採用したと言いますから、専門外とは思えないほどの広く深い視座に驚嘆します。
 そして、用水路の完成後、流域の農地緑化が進んでいき、その農産物を資金化して次のプロジェクトができる態勢が確立されます。
 2019年、車で移動中に狙撃を胸に受け、緊急搬送されるも落命。
 残された現地メンバーは一時は悲嘆にくれて作業停止しましたが、やがてプロジェクトは再開されて今に至っているそうです。
 中村の棺を時のアフガニスタン大統領自ら担いでいる映像には説得力があります。安部総理も行って担ぐべきだったと真剣に思います。
 個人的には、アフガニスタンと言えば、

 

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 などなど、非常に関心のある地域だったので、この回は特に感慨深く見ました。