べらぼう第37話 地獄に京伝 を観る

 最終回放映日の朝に見ました。11回遅れ。うーん。

 松平定信は、武士が文武に励まぬのは借金苦のせいと短絡的に結論し、5年を越える武士の借金を返済無用とする棄捐令を出します。

 もちろんそんなことをされては金貸しサイドからすると、武士には金を貸せないという話しになります。結果として、運転資金が回らない武家は臨時資金が借りられなくて倒れるという副作用ばかり目立ちます。

 借金をするのは贅沢が過ぎるからだと結論した定信は、大奥の贅沢を大幅に削ることにし、自ら大奥の支出を洗い直して不要と断じたものの支出を直ちに止めるように大崎に命じます。

 大崎は一橋様経由で抗議し、一橋様も大奥の女たちは街に遊びに出ることもできぬ籠の鳥なのだから、このくらいは良いではないかと庇います。

 しかし、定信は断固として倹約を推し進めるべく、大崎を老女から解任してしまいます。

 倹約の大号令の中、蔦屋に栃木の豪商、釜屋(U字工事の益子)がやってきて歌麿に自宅の襖に生絵を描いて欲しいと頼みます。一点ものの指名注文です。

 釜屋は実在の人物で、この注文による深川の雪、品川の月、吉原の花は、雪月花として知られているそうですが、残念ながら散逸していて日本に残っているのは雪が箱根の美術館にあるだけだそうです。

 春町の切腹もあって、武士の戯作者は軒並み絶筆、隠居です。蔦重は町方の戯作者で商売を続けると意気込みますが、その筆頭である政寅も目を付けられているとびびってしまい筆が進みません。

 そんな折に、政寅の愛妾、菊園(望海風斗)の所に、是非書いて欲しいという謎の依頼がやってきます。倹約を勧める心学本です。

 この心学早染艸(山東京伝名義)が出版されたのを知った蔦重は、どうしてふんどしの肩を持つんだと激昂します。それに対して政寅は、「面白けりゃあいいんじゃないですか?」と反論。ついには、「蔦重さんの所ではもう二度と書かないです」と絶縁を言い渡します。