コンボッツの感想

bqsfgame2007-05-31

率直なところ、「クリムゾンスカイ」や「バトルテック」のルールブックとしては記述が雑然としている長大な冊子を読まされた身には、「コンボッツ」の薄い冊子はそれだけで結構、嬉しかったりする。
ルールブックを読むと、往年のサターンのゲーム「ロボピット」を思わせるような部品交換型ロボット戦闘ゲーム。この手のゲームでロボットのフィギュアが入っているのは驚かないが、プレイ前に実際に部品を選んで組み立て、プレイ中に発射や損害によって実際に部品を外していくのは、このゲームくらいではないか。
ただ、残念なことにメタルフィギュアが2体分しか入っておらず、1対1の戦闘しかできない。これはプレイ感としても寂しいし、また戦闘の経過により一方が詰んでしまうことが起こりやすい。つまり、攻撃手段がなくなってしまうとか、白兵戦攻撃しかできないのに移動できないとか‥。
イデアはOKだと思うので、本当はチーム戦にして遊ぶと面白いのではないかという気がする。

昔、一度は自分も考えたアイデア

実はその昔、創作ゲームを少しやっていた頃のアイデアノートに、タイトルもずばり「コンボットチーム」と言うのがあったりする。コンバットチームと掛けた戦術級ゲームだが、ロボットのチーム戦で、最初は基本的な移動と戦闘能力しかないのが、レベルアップしていろいろなパーツを付けられるようになっていき、戦場を転戦していくというものである。
多分に「機動戦士ガンダム」におけるモビルスーツ開発戦争の醍醐味のようなものを出そうとしていて、「タイタン」のように戦術マップでの小戦闘を連綿とプレイするシステムでやろうとしていたもの。
残念ながら上手く仕上がらず、結局、変化を続けた末に一応は世に出したのが、「封印の魔」だった。そう説明すると、なるほどと思われる部分があるのではないかと思う。
しかし、「封印の魔」も満足が行くには程遠い出来栄えで、この「コンボッツ」を見たら、このシステムのまま素直にチーム戦にしてやれば、かなりイケているのではないかと思ったりしている。
もし形になったら、遊んでみてやって欲しいと思う‥(^o^)