2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

関ヶ原戦役をソロプレイする

ルールがちゃんとわかった状態でのソロプレイ。 今回は押しつ押されつの勝負になった。 一旦は大津方面まで押した東軍徳川本隊。しかし、桑名方面から背後を奪った小早川軍を中心とする西軍。 家康本隊は、この小早川部隊に合戦を仕掛けて小早川を調略、虎口…

ポータブルギャラクティックエンパイアの和訳の許可をもらう

直売で購入したこともあり、メーカー兼デザイナー氏とメールでやりとりしている。 こちらが入手して早々にソロプレイしたことを伝えたところ、先方から「各国語に翻訳してくれるスタッフがいないんだよね」と言うので、では日本語については引き受けようとい…

○定石の魔術を読む

筆者が囲碁を熱心に勉強していた頃、変幻と呼ばれる恐ろしい先生が名人戦リーグに復帰してくると言うので話題になった。山部俊郎九段である。残念ながらリーグ戦では2勝6敗と、それほど活躍できなかったのだが、それでも印象に残る先生だったことは確かだ…

ゲームリンク創刊号を入手

池田先生から寄稿依頼をもらっていたので重々承知していたはずだが、現物を見ると百聞は一見にしかずというヤツだった。 表紙を見ると、二大記事はルアーブルと鉄道ゲーム攻略となっている。 鉄道ゲーム攻略は2ページしかなく、どうやら連載になるようで第…

コマンド89号を入手 (つづき)

ソークオフだよ人生は。 を見ると、ウォーゲーム日本史の先の企画に川中島が上がっている。 川中島の戦略的なシミュレーションとしては、甲越軍記がかなり決定版なのではないかと思っているが、これは合戦旧でやるのだろうか。今回の一連の関ヶ原ゲーム乱立…

コマンド89号を入手 (つづき)

ソークオフだよ人生は。 を見ると、先の企画にGDWのホワイトデスが上がっていてビックリ。 BGGを見ると、ホワイトデスはそれなりに評判の良いゲームだし、東部戦線ネタでもあり、旧SLにもシナリオがあったりするので、それなりのニーズがあるのだろ…

コマンド89号を入手

久しぶりの120シリーズリスペクト企画。 この企画は3回目になるが、38号で1940とアルマ、45号で1941とロボジッツ、そして今回がベダフォムとプラハということになる。 正直に言ってこれで終わりだろうと思っていたのだが、ラピアはどうする…

娘のマイブーム:すべりだい

運動が苦手な我が家の娘だが、ついにというか遅蒔きながら公園のすべりだいを自分で登ってすべって遊ぶようになった‥(^o^) パパもママも見ていてどきどきものだし、本人も結構どきどきしているらしく決然とした表情で登っていき、すべりおりてくる。そんなん…

ポータブルギャラクティックエンパイアを入手する

BGGで発見したマイナーなSFゲーム。 最近、BGGではファンダムという機能を拡張したのだが、これはそのゲームやデザイナーのファンであるという登録をするもの。ゲームの評価は数値レーティングがあるのだが、その数値には表現しがたい愛着を示すもの…

○メルサスの少年を読む

此処の所、ノヴァとか、トマスモアの大冒険とか、高尚な素養を要求する消化困難なSFが続いたので、正直に言ってホッとした。 独特の世界観のファンタジーで、世界の質感という点では、ジーン・ウルフの「警士の剣」を思い起こした。 ストーリー展開自体は今…

イントゥ・ベアトラップをソロプレイする

以前にプレイしたときは、ハイヌーンシナリオをプレイした。 今回はちゃんとしたサイズのシナリオの内、ヴァリアントシナリオをソロプレイしてみた。 このサイズのシナリオになると、条件的にいくつか話しが違ってくる。 1:ターン数が複数あるので、将来の…

×ノヴァを読む

ディレーニイの最高傑作に推す人もいる重層小説。 表層はスペースオペラ、その下に流れているのは聖杯伝説、しかしそれ以外のメタファーも豊穣に含まれていて、容易に読み解けない作品だ。 トマスモアの大冒険もそうだが、読者に対して余りに資質を要求しす…

英文ゲームレビュー:張鼓峰1938

Game Title : Battle of Changkufeng Hill 1938Publisher : Command Magazine Japan #82Game Designer : Wataru HoribaGame Thema : Battles of Changkufeng HillGame Scale Period : 7/31 – 8/10 , 1938 Map : from Lake Dritzeni to River Tohman, 1hex = …

張鼓峰をソロプレイする

台児荘のプレイレコードとコメントをBGGに付けたところ、デザイナーのテレンス・コーからギークメールが来ていて、日本のウォーゲームデザイナーはどうしてもっと日中戦争のゲームを作らないのか?‥と言う。政治的に論争の種になるからではないかと回答し…

☆子どもが伸びる関わりことば26を読む

これは前の本とは対極にある本。 具体的な子どもへのことば掛けに焦点を絞っている。 副題に「発達が気になる子へのことばかけ」とあるのだが、読んだ印象としては「普通の子」育てでも読む価値がある良書だと思う。 個人的に特に琴線に触れたのは、「そっと…

知的障害のことがよくわかる本

娘が整形外科で入院してしまい、我が家は火が消えたように寂しい。 今回の入院では、入院までが遅れてしまったことが、予想外に入院を大変にしてしまった。 その原因の一つが、彼女が言葉が遅くてまだお話しができず、どこが痛いのかなどの症状を的確に伝え…

関ヶ原戦役をソロプレイする

ウォーゲーム日本史3号の付録ゲーム。 この新雑誌の軌道を占う意味でも、そして打率の高いデザイナーである池田さんの新作と言う意味でも、大いに期待してのプレイだった。 ソロプレイした印象として率直に、 1:プレイアビリティが高い 特に、プレイ人数…

ストームオーバー台児荘をソロプレイする

1938年の春の徐州会戦の一部。 敗戦続きだった中国軍にとっては、台児荘の街で抵抗し陥落を免れた久々の勝利として宣伝された。 実際には日本軍側の情報連携の悪さで、既に台児荘陥落という誤情報で転進したりした部隊があったりしたので、中国側資料が…

英文ゲームレビュー:本能寺への道

Game Title : Road to Hon-noujiPublisher : Game Journal issue #15Game Designer : Yasutaka IkedaGame Thema : Battles around Hon-noujiGame Scale Period : 1576-1587 Map : from Kantou to Tyuugoku, central parts of Japan Units : One large Daimyo…

水曜日の会:ライトニングD−DAYを対戦プレイする

最後はTSさんが持参されたライトニングD−DAYを教えてもらって対戦プレイ。 ライトニングシリーズはシリーズと言いながら個別にルールが違っているので別々のゲームで、出来不出来もいろいろだと思う。 このD−DAYは、なかなか良く出来ていると思う…

水曜日の会:ネビュラスを対戦プレイする

ネビュラスは、二人で対戦する同じ方向へ進むダイアモンドゲームのようなゲームだ。 二人とも3つずつのユニットを持っていて、4枚のタイルを1枚ずつスタート側から対辺に向って進んで渡っていく。 敵のコマが隣接していると、強制的にそれをジャンプする…

水曜日の会:プロセッシングを対戦プレイする

久しぶりに水曜日の会に行き、TSさんとBGGのフリーゲームの一つ「プロセッシング」を対戦してきた。 「プロセッシング」は、「VIRTUAL」と同じ題材で電子回路上をプログラミングという立場で走り回るゲームだ。「VIRTUAL」は戦闘系のゲー…

ダブルチャージ1号を入手する

1号の巻頭記事は、WW2のカードドリブン、BtoB。 翻訳ルールは、ATOの東部戦線作戦級「ケッセルシュラハト」である。いわゆるフーベズポケットのゲームなので、「ウクライナ44」と同じ題材ということになるのだろうか。「ウクライナ44」は面白…

ダブルチャージ2号を入手する

2号の付録ゲームは、60シリーズ第1作のクルセーダー作戦だ。 記事の方は、ヒトラーズラストギャンブルにヒトラー帝国の興亡というヒトラーもの二点。 翻訳ルールは、架空戦のノースウィンドレインだ。この翻訳ルールを3号に回しておけば、3号は正に架…

ダブルチャージ3号を入手する

ダブルチャージの4号はまだ見掛けるのだが、3号以前は容易には手に入らないかと思っていた。 そんなところへ、オークションで3冊まとめて入手できる機会が巡ってきて、こういう機会もそうはないかと思い落札した。 3号の作戦記事は、征途に、ミシシッピ…

B級SFゲーム分科会の次の時代

2005年の初め頃からWIKIシステムを使ったボードゲームギークというデータベースが海外で立ち上がってきた。ユーザー参加型の情報蓄積システムの威力と言うのをこれほどまざまざと感じさせるものもなかった。 最初は海外ゲーマーの新作に対する評価の…

B級SFゲーム分科会の時代 その7

2002年に、2誌に連載を持つ体制になったのだが、この年の秋に婚約し結婚準備を始めることになった。 その後もいろいろと大変な時期はあったが、この時期が一番きつかったかも知れない。結婚式の準備と言うのはデシジョンメイキングの演習のような代物で…

B級SFゲーム分科会の時代 その6

コマンドマガジン日本語版の編集部から原稿の依頼がやってきたのは2001年の終わり頃だったかと思うが、当時のメールが残っていないので多少不正確かも知れない。 ライバル誌(?)にもSFゲームの連載をしているということもあって、SFゲームの連載で…

B級SFゲーム分科会の時代 その5

ゲームジャーナル55まで続いた「カードゲームに映し出された世界」を終了した時点で、ウェブ上のB級SFゲーム分科会がオープンしていた。週末の時間が自由に使えるフリー(笑)の独身貴族だったこともあって、我ながら随分と頑張って更新していたものだ。…

B級SFゲーム分科会の時代 その4

実は原稿の依頼をいただくまでゲームジャーナル(当時はリニューアル前の同人版)という雑誌を読んだことがなかった。ということで、実物を見たいのでバックナンバーを見せてくださいというお願いをしたところ、快く数冊を送っていただいた。 語弊があるかも…