2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ルネサンスの君主たちを入手

先日のSGCで海外ゲームの入手の話しになって、「送料の都合でつい一緒にあれもこれもと買ってしまうのが不味いんだよね」という会話になった。 と分かっていても、ついついやってしまうもので、本命の「メキシカ」を買うついでに以前から気にはなっていた…

ねじまき鳥クロニクル第一部を読む

わたしは普段はジャンルSF作家の書くジャンルSF小説以外の小説はほとんど読まない‥のだが、突然、村上春樹を一作品くらい読んでおこうかと思い立った。理由はいくつかあるのだが余り意味がないので省略。 どの作品にしようかと思ったが、迷った末に村上…

ハイドゥナン1−2を読む

待望の文庫化。 それにしても単行本の時に大作だと思ってはいたが、文庫化されてみたらなんと4分冊とはビックリ。つまり、1−2だけではまだ前半しか終わっていない。しかしながら、割り込みで読みたいものが入ってきてしまったので、前半で一区切りにして…

上半期のまとめ

上半期をまとめるタイミングを入院で失してしまった。 簡単にまとめておきたい。 ヒストリカルシミュレーションゲーム系では、 ★アフターホローコースト ★ショートタイム版スタートレーダー ★レトロ版:621高地 ●アフリカンギャンビット ●史上最大の侵略 …

ワーストコロニー(案その2)

ラフアイデアをじわじわとコンポーネント化している。 エンジニアがいると工業施設の建設が、サイエンティストがいると科学的発見がアクションとして選択できるのだが、これらのカードの特殊効果をデザインしていると、そんなに悪いところでもないじゃないか…

養殖池の中の鱒をソロプレイする

あまりソロプレイに向かないゲームだなと思いつつも3人プレイを想定したソロプレイをしてみる。 とにかく鯉が規定数を割って食せなくなる制限が厳しい。したがって鯉を増殖させなければならないのだが、そのためには巻貝を盤上に登場させ、それを鯉に食べさ…

ワーストコロニー(案その1)

さて、一昨日の単なる思い付きだが、鉄は熱い時に打たないと永久に打つ機会を失う‥ような気もするのでラフアイデアをパワーポイントにしてつらつらと書き始めた。 大きな骨格は「アグリコラ」で良いのかなという気がする。全員が共通の一つのコロニーとして…

鯉の養殖池の中の鱒を入手する

しばらく前にmoon gamerさんで紹介されてから気になっていた食物連鎖系のユーロゲーム。 デザイナーは、「十二星座ゲーム(シュテルネン・ヒンメル)」のシェープス。 テーマはタイトルそのままで、プレイヤーの立場は鱒として自分の鱒コマを増殖さ…

単なる思い付き

「アグリコラ」をプレイしての単なる思い付き。 このゲームシステムを使って中世の農園の代わりに、宇宙コロニーの開発を扱えないだろうか? 宇宙コロニーの開発ゲームは、わたしの好きなテーマで、「アウトポスト」や「フルメタルプラネット」などお気に入…

ちなみにプレイの結果は

さて、プレイの結果だが、東京では大きな環状線ボーナスは出ないのではないかと言う事前の予想を覆して11点の環状線を叩き出したNさんが快勝した。わたしは線路引きボーナスでちまちまと大ヨセを打って詰め寄り一時は追いつき追い越したりもしたのだが、…

SGC例会:メトロでGO:東京を対戦プレイ

アグリコラのインストをしてくれたNさん、Yさん、rさん、わたしの4人プレイ。 東京マップで一応ゲームになっていたと思うが、感想戦ではいくつか厳しい意見が出た。 1)エンドゲームがだらだらと長すぎる 2)プレイ人数として4人は多いのではないか …

SGC例会:アグリコラを対戦プレイ(つづき)

承前(笑) さて、プレイの方は今回は3人。オーナーのNさんがインスト専任になってくれてプレイ中もずっと付いていてくれたので非常に快適にプレイすることができた。 先ず序盤の一つのハードルは、家族を安定して食わせることができる食料調達態勢の確立…

SGC例会:アグリコラを対戦プレイ

世界最大のボードゲームデータベースBGGのランキングでトップ10入りしている超話題の新作「アグリコラ」を初めて対戦プレイする機会を得た。インストのNさんありがとう。 さて、プレイ時間の方だが約3時間。押しも押されもしないヘヴィー級のゲーマー…

対人精密級の系譜

同じようなシステムで対人戦闘を扱っているものは、 1980:スワッシュバックラー 1981:グラジエーター 1982:ガンスリンガー という感じで同じような顔触れの3つのメーカーから相次いで発表されている。 70年代後半から80年代まで同時プロ…

精密戦術級の系譜

アイアンクラッドのヤキント版は1979年の発売。この類の精密戦術級の草分かと思っていたが、BGGで調べてみるとそうでもないことがわかってきた。 同時プロット方式の移動、部位判定方式のダメージ評価を持つゲームとしては、年代順に以下のようになっ…

アイアンクラッドのルールを読み始める

なんとなく夏は水上戦闘が涼しげでいいかと思い読み始める。 我が家のはエクスカリバーの第2版だ。この第2版だが、ベーシックルールが終わってサンプルプレイの説明が始まるのが52ページ。版形が小さい一段組なので、GMTのA42段組と比較するならざ…

オルトレマーレをソロプレイする

早速だが期待の「オルトレマーレ」をソロプレイしてみた。 複雑目のゲーマーズゲームを作ると言われるオルネラの作品だけあって、確かに少々凝った作りになっていて見通しが悪い。 大雑把に説明すると、基本は自分の積荷デックに同じ種類の資源カードをなる…

ではわたしは何故インストする側を選んだのか?

さて、大袈裟な話しになってしまって恐縮だが、個人的に言えばわたしはインストする側になったのは、昔はそれしかゲームをプレイする道はなかったからである。今のようにゲーム会に体とやる気さえ持っていけば至れり尽くせりでゲームをさせていただけるなど…

それでもどうしようもないとき

インストラクションには事前努力が必要、その負担はみんなで分担することが必要。これが意識されれば、わたしは一定程度のゲーム意識のメンバーが揃っているゲーム会ではインストラクションが滞ることはなくなるのではないかと思う。各自が一つでも二つでも…

インストラクションの努力負担が偏在していないか?

上述のようにインストラクションと言うのは事前の努力を要求すると考えている。したがって、インストラクションをする人はゲーム会の時間とは別に、自分の生活の中で時間をやりくりして準備をしていると思う。 飽くまで個人的な意見ではあるが、そうした努力…

インストラクションは技術か?

わたしはインストラクションをする側なことが多く、受ける側になることが少ない。その意味では客観的にインストラクションというものを見る機会が少ないので、この点については良くわからない。 ただし、一つのことは言えると思う。 良いインストラクション…

ゲームのインストラクションの話し

最近、ゲーム関係のいくつかのサイトで相次いでインストラクション絡みの話題がでている。本件に関してわたしは少数派意見であるという自覚があるので、どこにもコメントを付けていなかったのだが、自分のサイトなので一度自分の考え方を整理する意味で書い…

オルトレマーレを入手する

メキシカを入手するときに一緒に入手。以前から気になっていたタイトルなのだが、「ヘルマゴール」が期待した内容でなかったので先送りにしていた。送料の都合が良いので一緒の機会に入手した。 「ヴェニスの商人」という副題になっていて、かなりいろいろな…

メキシカをソロプレイする

早速だが期待の「メキシカ」のルールを読んでみる。 6アクションポイントをもらって好きなように使うアクションポイント方式。 得点を取る方法としては大きく二つ。一つは所定のサイズにエリアを運河によって切り出すことで随時得点が得られる。二つ目は切…

メキシカを入手する

先日、奥さんと某クイズ番組でマチュピチュを見てから、我が家ではいつかは行きたい旅行先にマチュピチュが急浮上している。 とは言え急峻な道を登って行った先の空中庭園と称される遺跡都市なので、娘が伝い歩きしたばかりの我が家では夢が膨らむばかりで今…

テムジンの戦い:コイテンをソロプレイする

「パットン第3軍」が気乗りしないので、少し前の「テムジンの戦い」を発掘してソロプレイしてみた。この号はゲームがのべ5つも付いていたが、デザイナーズノートを見るとお薦めはテムジンの戦いらしい。 ゲーム自体の話しとしては、 1)NAW+αくらいの…

まさかのディースント完全日本語版

「ルーンバウンド」の完全日本語版の出版を続けてくれているオフィス新大陸さんが、なんと同じ世界を舞台にするダンジョンクローリングゲーム「ディースント」も完全日本語版を発売すると予告した。 「ディースント」は巨大な箱、多くのフィギュア、DMとプ…

コマンド81号を入手

付録ゲームは、なんと「カイメングリーンは三度甦る」ではないが、あの「パットン第3軍」。 S&Tの付録ゲームとして登場、SPIでボックスゲームに昇格。HJがライセンスでボックスゲームとして出版、とうとう今回が4度目の出版となる。 率直に言って…

○ゴーレム100を読む

まず事実誤認のお詫びから。ベスターの後年の作品は訳されていないと書いたが、昨年、実はこのゴーレム100が国書刊行会から出版されていた。 それにしてもコメントに困る作品だ。ベスターの作品でなければ、さらりと感想を書いて終わるのだが。どうしても…

○大竹英雄の強くなる囲碁の筋と考え方を読む

名人戦の棋譜を読んでいて大竹先生のゆっくりして見えて遅れない不思議な強さに改めて感心したので、大竹先生の本でその強さの一部なりと理解できそうなタイトルはないものかと探してみた。その中でタイトルを見る限りでは良さそうに見えたのが本書。 「手筋…