あまりソロプレイに向かないゲームだなと思いつつも3人プレイを想定したソロプレイをしてみる。
とにかく鯉が規定数を割って食せなくなる制限が厳しい。したがって鯉を増殖させなければならないのだが、そのためには巻貝を盤上に登場させ、それを鯉に食べさせ、満腹の鯉を巣に入れなければならない。このため、自分の移動力を全員共有のコマである鯉のために結構、使わなければならないのが独特だ。
そして、鯉が繁殖した途端に、堰を切ったように鱒が鯉を捕食していく。この周期が何回か繰り返されてゲームが進んでいく。
鯉の繁殖がいつごろどの巣で起こるのかの見通しを立ててプレイすることが大事な気がする。必ずしも自分の近くで起こさなくても良く、時期と場所が見通せていれば他プレイヤーに繁殖を実行してもらって自分はそれを利用するように動くのが本当は一番都合が良い気がする。もちろんそう簡単には問屋が卸さないかも知れないが。
シンプルで適度な思考と結構な辛辣さを持っているなかなかの佳作だという風に感じた。