ローマinc.をソロプレイする

ソロプレイしてみました。

最初のBC27シナリオです。

どうせ、ローマ周辺しか使わないだろうと、イタリア周辺だけセットアップして、BC27シナリオ用の敵味方だけ切ってやろうとしてみました。

ダメでした。

なぜかと言えば、キャンペーンマーカー(所謂、外敵)は盤端の本国にセットアップしてそこからゆるりと移動して来ます(後述)。ローマ側としても撃退するには、そうしたエリアへ進出しないと解決できません。

で、マップ全部のセットアップしたのですが、非常に労力が重くてぐったりしてしまいました。支配状態を表示するのに、キャンペーンマーカーの裏側(蛮族支配表示)を使うのは非常に良くありません。シナリオ別に仕分けしてしまおうとしたら、それを他のシナリオのマーカーで使っちゃうという。雑誌付録のユニット数制限から来ているのですが、ハンドリング上は具合が悪い。

特にキャンペーンをやると、次のシナリオに移る時に、次の年代用のユニットがどこにあるかを盤上のマーカーの裏側を全部確認して探さなければならないのはダメなんじゃないでしょうか。

それでも折角ならべたのだからと3ターンくらい動かしてみた所で、進行が遅くて力尽きてしまいました。

題材は個人的には興味深いです。

システムも動かしてみると、なるほどと思う所がいくつかありました。

ただ、決してわかりやすくはないので、今回のプレイを踏まえてルール全体を再読して要注意点をまとめた上で再挑戦の必要がありそうです。

外敵(キャンペーン)はその本国マスに登場します。そこからキャンペーンフェイズごとに「自動的に、もっとも進行しやすい経路を進んできます。」これは珍しい処理です。方向指定や目標指定ではなく、都度、今いるマスから一番移動しやすい経路を選んで進んでくるのです。道路があれば道路を、なければ砂漠や荒地を進んできます。艦隊を持つ外敵は、海路を荒地扱い、さらに優秀なものは道路扱いとして進んできます。この規定によって海を越える外敵も割とスピーディーに侵攻してくるのかと思います。また、蛮族が文明エリアを襲う様子を単純な規定で再現しているのかと。

その結果として、いつごろローマ軍とどこらへんで衝突するのか一度中期的なプレイをしてみないと相場観が見えません。

もう一つ厄介なのは内部の敵、謀反者です。謀反と造反という訳語が混在していて、どういう意図で使い分けているのか今回は良く判りませんでした。ここは要確認。

外敵といつごろどこでぶつかるかの目処が立つと、どういう規模の部隊を編成して、どこへ進軍していけば良いのかの指針が見えてくるでしょう。

結果として敵はゆっくり進んでくる。こちらの部隊を的確に新設、進軍できない‥なので、なかなか両軍が本格的に衝突する場面にならないのです。

そこらへんまでできるようにならないと、ローマ軍をマネージメントしてローマを維持しているという感じになってこないのかなと思いました。

ホワイトドッグゲームズのソロプレイゲームより2段階くらい難しいのかなと言う気がします。

でもまぁ、古代戦ゲーマーとしては取り組まねばなりますまいて。

SPIの「フォール・オブ・ローマ」などより能動的に動いて戦えるような気がするので、ソロプレイは共通ながらも、やりがいはあるのではないかという気がします(かなり褒めています)。