☆なぜヤキモチをやめると碁に勝てるのかを読む

小林覚九段です。

f:id:bqsfgame:20200918140616j:plain

下手が負ける理由の過半を占めるのはヤキモチであろうというのには、非常に納得がいくものがあります。

そのパターンとして、本書では5つを挙げ、演習問題と解説を通じてどういう風に悪いかを判りやすく説明しています。

1:狭い所への打ち込み

2:深すぎる消し

3:身分をわきまえない打ち込み

4:厚みへ近づき過ぎる

5:小さい石へのこだわり

 

3は、力関係が弱いのに打ち込んで絡み攻めを食うようなケースを言っています。

5は、捨ててしまえば良い石を助け出しに掛かって攻められるケースを言っています。

5種類の問題は、相互に重複したり、非常に類似していたりします。

でも、本書の言っていることを80%くらい実践できれば、(いつの間にか←この原因を自覚できないことが問題)攻められて苦しくなる場面が格段に減ることでしょう。

そういう意味では、級位者には非常に薦められる本だと思います。 

未解決の女を見る

終りました。

最後の2話は連続エピソード。なかなか凝った脚本でした。

ただ、沢村一樹が撃たれた衝撃のシーンの顛末は肩透かし。エッ、それはないでしょう?

それ以外は大体において良く出来たシーズン2だったと思います。

シーズン3を期待するかどうかと言われると、まぁそれほどではないかなという気がします。とは言え、テレビ朝日の刑事ものラインナップの中では、比較的見たいものではあります。

ネタバレになりますが、最終回の北乃きいの殺人犯行シーンは、ちょっと驚きました。そうか、とうとう殺人犯に‥。まだ29才なのに(年齢と関係ないですかね)。

あと黒幕として登場した竜雷太

specでは、あんなに良い役回りだったのに。

f:id:bqsfgame:20200918135751j:plain

 

○お糸を読む

小松左京全集完全版20から、中村セレクションに入っている「お糸」だけ読みました。

f:id:bqsfgame:20200915221332j:plain

本当は、ハルキ文庫版の「くだんの母」をと思いましたが、意外に高騰しています。図書館に全集があったのでそちらを借り出して、目当ての「お糸」だけを読みました。

江戸時代の恋物語なのですが、実は江戸時代ながら様子が違っています。

錦絵鏡という名前のテレビジョンがあり、機械駕籠(からくりかご)という動力式の駕籠があり、天狗船という飛行機が飛んでいます。日本は鎖国しておらず、お糸の父親は折しも今日にもメリケンから帰国してきます。

この「江戸時代の風情と、現代文明の利器が混在した世界」を、あたかも当たり前のようにさらさらと描いて見せるのが本作の芸です。

どうやら時間犯罪が背景にあるらしいことが示唆されますが、その謎解きを熱心にしたりという無粋(?)はしません。

スターリングの「江戸の花」をちょっと連想しました。

中村セレクション、11作品の内、8作品をクリアしました。

英文レビュー:ナポレオンとカール大公、アーベンスバーグ

Title: Napoleon and Archduke Charles : Battle of Abensberg

Published in 1987
By 3W as an issue game of S&T

Situation
This game covers the battle of Abensberg which is part of Austrian campaign.

Game system
1 hex = 600 yards, 1 turn =35 minutes

The rule is somewhat messy. So, I’d like to explain what you should do in one turn.
In your turn, first of all you must check the command control status by using command tree.
Your Army commander ( Napoleon or Archduke Louis ) must commit commands to his subordinates, usually corps commanders. Then those corps commanders commit commands to his subordinates, usually division commanders. Finally, division commanders commit commands to their units.
If someone is out of his leader’s radius, he must check his leadership and if he fail, he and his subordinates are out of command.
In this game, you need commands for 2 very important actions. First you need commands to enter enemy ZOC. Second you need commands to enter enemy hex ( to conduct melee ).

Now, you can move your units according to the rule. As above, you need commands to enter enemy ZOC. If the unit is already in enemy ZOC, you can stay there without command.

Then, your enemy can defensive fire to adjacent your units. After that, your unit can offensive fire. In this case, your artillery can fire up to 5 hexes as long as you have a LOS ( to fire, you don't need command ).
Each time you fire, you must check the unit ID of the firer and found its current strength and morale on your roster pad. Then you roll a die on fire CRT with several modifiers.

After these fire, you can advance into adjacent enemy hex to melee, again you need command to do this.
Each melee, you must check the unit ID and rosters to solve the melee. Okay, this is just a one sentence. But, it is really cumbersome since you will have several fires and melees each turn.

In my opinion, gradual loss system by using roster pad is a suitable mechanics for the battle of this era. It can allow to show the gradual attrition not the digital all or nothing combat result. It also allows to reflect that gradual attrition erodes the moral of army.

NAW games are much more speedy and easy to operate, but it is frustrating that you suddenly lose a whole unit with only one combat by nightmare die.

But, with this cumbersome procedure, I don’t think I can play the combined game with Eckmuhl to the end. This is frustrating, too.

ドクター彦次郎5を見る

矢田亜希子がメインゲスト。

f:id:bqsfgame:20200914204343j:plain

この夏、「愛していると言ってくれ」、「やまとなでしこ」が再放送されました。

改めて、「あの頃の矢田亜希子は、本当に可愛かったな‥」と再認識しました。

今でも十分に綺麗なのですが、「やまとなでしこ」をキッカケに交際、結婚した相手が悪く、すっかり表舞台で見る機会が減ってしまいました。

二時間サスペンスのゲストは、彼女のポテンシャルからすればマイナーリーグ(失礼)のような気もしますが、それでもこれだけの尺で彼女を見られるのは歓迎です。

見た感想としては、マイナーリーグなどとは失礼で、脚本も登場人物の魅力もなかなかのものでした。

たまたま、「SWITCH」に登場した古沢良太先生が、連ドラについて「魅力的な登場人物を作りだすことを第一に考えています。『この人に、また来週も会いたい』と思ってもらうことで、毎週、見てもらうのがドラマでは大事」と語っていました。

その意味では、このシリーズはなかなかのものでした。ちなみに、直前にシリーズの前作を再放送していて、ちょっとだけ見たのですが、メインゲストが大塚千弘で、これも録画するのだったかと後悔しています。

寺島と宇梶の京都の下町のデコボココンビが主役。二人が想いを寄せるマドンナに、これまた今でも綺麗な黒谷友香。寺島の義理の姉に戸田恵子。なんと贅沢な。

さらに今回ゲストで、矢田亜希子のアシスタントに「最近気になる」武田玲奈。こんな美人先生と美人ナースがいたら、積極的に病気になってでも通院するかも知れません(苦笑)。

f:id:bqsfgame:20200914204515j:plain

ミステリーとして一級品とまでは行かなかったのですが、贅沢に過ぎるでしょうか。前述した通り、レギュラー、ゲストとも魅力ある人々が揃っていて、前作も見たかったと思わされましたから「やられた感」いっぱいです。

☆死の迷路を読む

と言うことで、山形訳が図書館にあったので借りてきました。

昔のサンリオSF文庫は「死の迷宮」で、こちらは「死の迷路」です。

f:id:bqsfgame:20200914202432j:plain

余談ですが、「TACTICS」の付録ゲームになったSPIゲームは「死の迷宮」。

訳が変わったせいかどうかは明確でないのですが、非常に楽しく読むことができました。

辺境惑星デルマクOへの異動を告げられた登場人物。着いてみると、そこには同じ境遇の十数人が集まっており、誰も任務の詳細を知らない。その任務を説明するテープを再生しようとすると、テープは自己消去してしまう。そして、誰もが片道専用の宇宙船で来ており帰ることもできない。

そんな状況下で、一人、また一人と変死を遂げて行きます。

クリスティーの「そして誰もいなくなった」みたいな話しではあるのですが、テイストは何処までもPKD。

スペクトフスキーなる人物が書いた、ランダムにページを開くと人生の指針を与えてくれる宗教書。

何か物を与えると、それの模倣品を製造して見せる現住生物テンチ。が、本物ではないので数日後には劣化して崩壊してしまう。

不思議なガジェットが溢れており、登場人物たちは落伍者ばかり。終盤には、それまで信じてきた世界観が崩壊していく。いろいろな意味で、いかにもPKDの中期作品らしい一作。

最後にはちゃんとしたSF的種明かしが行われるのだが、その種明かしも「上手の手から水が漏る」ように新たな不条理が。

発表順を見ると、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」と「ユービック」の2つ後なのだから、ある意味で脂の乗ったディックらしい作品であるのはむべなるかな。

そうすると、これらの間に挟まれた「銀河の壺直し」も読み直して見ようかと。調べてみると、この本にもサンリオSFの汀訳とは別に、大森望の新訳本があると言う。

f:id:bqsfgame:20200915132835j:plain

これも図書館にあるので、次は「銀河の壺なおし(なぜか直しではなくなりました)」で再会しましょう。

ナポレオンとカール大公:アスペルン・エスリングをソロプレイする

ルール本体はアーベンスバーグを流用することにしたので、早々に先ず並べてみることにしました。

実はゲーム開始時には盤上に誰もいません。

オーストリア軍が最初に東端から進入してきます。西端を流れるダニューブ川を渡って来るフランス軍を水際撃破するべく渡河点へと蝟集します。

f:id:bqsfgame:20200914072645j:plain

実は、コマンドコントロールの制限があって、この行軍だけでも結構たいへんです。オーストリア軍は複数の進入へクスから入ってきますが、その全てをカバーするほどカール大公の指揮範囲は広くありません。

結果として、軍団司令官や師団司令官が自分で指揮チェックをします。しかし、フランスと比べ指揮官の能力が見劣りするオーストリア軍では頻繁に失敗します。

アウトオブコマンドになると移動力が半減になります。さらに本ゲームでは味方とスタックするのに追加1移動力ということもあり、長縦列になりやすいのですが、師団長の指揮範囲が1とか2なので、それも都合が悪いのです。

と言う訳で、烏合の衆がわらわらと戦場に参集する様子は、(シミュレーションとして正しいかも知れませんが)ゲームとしてはエキサイティングでない部分に労力ばかり掛かっている気がしないでも。

これで夕方までに渡河点に達して、正に戦力の逐次投入の形で頻繁に壊れるポントゥーン橋を渡ってくるフランス軍を叩くというシチュエーションです。

うーむ。状況が特殊に過ぎて、競技ゲームとしてはどうなのかなという気がします。

これでしたら、アーベンスバーグの方が対戦ウォーゲームらしい気がしますね。