ワーストコロニー(案その1)

bqsfgame2008-07-25

さて、一昨日の単なる思い付きだが、鉄は熱い時に打たないと永久に打つ機会を失う‥ような気もするのでラフアイデアをパワーポイントにしてつらつらと書き始めた。
大きな骨格は「アグリコラ」で良いのかなという気がする。全員が共通の一つのコロニーとして植民星に到着し、そこでの開拓活動を開始する。ゲームメカニクスはアクション選択方式。選択できるアクション数は各自の持つ植民者のコマ数まで。植民者は生存を維持するために空気や水を必要とするが、地球と違ってどちらも生産したり、購入したりしない限りは手に入らない。
此処まではストレートな発想でこのままで良いかなという気がする。
勝利得点は植民星で発掘される希少鉱物資源と重要な科学的発見。生存し規模を拡大し、可能なら勝利得点を稼ぐように進展していければ‥というゲーム構造。
これに植民者に特殊能力を付与する職業カードがあってもいいかなというところまでは、「アグリコラ」をそのまま利用して上手く行きそうな気がする。
ちょっと気になるのが、空気、水、エネルギーという共用の必須資源の需給調整のメカニクス。「アグリコラ」では食料は各自が調達し、各自の範囲で完結している。しかし、惑星植民計画となると、いささか不自然な気もするので、思い切って「18xx」方式で各プレイヤーからの出資を募る公団をそれぞれの資源ごとに設けて最大出資者が運営方針を決定するメカニクスを入れてみようかと思う。空気公団の代表は空気の価格を決め、供給不足の場合には誰に供給するかを決める権限を持っており、生殺与奪の権限を持つ強者ということになる。しかし、別のプレイヤーが水公団の代表、エネルギー公団の代表をやっているならば、空気で横暴を振るえばそれなりの報いが他の資源で来ることになり、一定のバランスの元で動かなければならない‥という風なゲームになるのが理想のイメージ。そうした公団の支配権を巡る株式支配の問題が入ってくると、「アグリコラ」とはテイストの違うゲームになり区別化できるのでは‥?
それにしても生存すら厳しい環境下で互いのエゴを通し利益を競い合うという辛辣なコロニーゲームになりそうで、取りあえずの仮題は「ワーストコロニー」。確かにこんなコロニーがあったら最悪なのではなかろうかと思う。
「我々に必要な空気を寄越せ!」とシュプレヒコールを挙げるようなゲームプレイを期待している‥(^_^;