ウィーザピープルの弱点

なにせカードドリブンシステムの最初の作品なので、まだシステムが完全に熟成されておらず、今から見るといろいろと不満な点がある。
特に大きな要素としては、中心となるカード周辺で
1)OCとECが完全に分離している。
2)OCはOCの記載しかなく、歴史のガジェットがあまり多くは含まれていない。
3)ECはECとしてしか使えない。また、相手のECは何の機能もなく捨札にするしかない。
4)カードの視認性が悪い。OCとECの区分、自分のEC/相手のEC/共通のECの区分などが見分けにくい。
と言った問題点がある。結果として、
5)手札が悪いと本当に捨札するだけで自分のアクションの半分くらいが奪われてしまうことがあり、フラストレーションが溜まる。
6)カードの使い方に多様性がないので葛藤やジレンマが薄い。
その他には、PCマーカーの配置による州の支配が主目的のゲームなのだが、
7)PCマーカーの孤立のルールのところに、空白マスに接している内は孤立しないと言う他のゲームにはないという独特の条件があり、結果として空白のマスに自軍のPCを置くことで窒息死するという囲碁のダメヅマリのような不思議なことが起こる。
というのが、かねてから不思議なゲーム。これがシミュレーション的に何を表しているのかは未だに分からない‥(^_^;