×世界の果てまで何マイルを読む

bqsfgame2007-05-02

「ふたりジャネット」が素晴らしかったので古本を探して入手。
ただ、率直に言うと期待が大きすぎたのか不本意だった。北米マジックリアリズムと言うが、どうもその魅力がピンと来ない。北米に住んでいる人には魅力的なのかも知れないが‥(^_^;
そう言えばグレイハウンドバスにひたすら乗っている短編があったが、あれなどもピンと来なかった。思えばゼラズニイの「砂の中の扉」もアメリカの学生生活のベースで読むとアメリカ人には面白いらしいのだが、こちらにはさっぱりピンと来なかった。
日常生活のテイストからの剥離していくような離脱‥と言うのは、日常生活の手触りが違うと最初からリアリティがないのでピンと来ないのかも知れない。道路地図が掲載されているなど工夫は感じられるのだが、他の国に翻訳してもらうことまでは想定外なのかも知れない。