2006-11-29から1日間の記事一覧

感想

前半は拷問者という非日常的な職業の日常を描いたシックで魅力的な物語だと思った。 後半は冒険に出ることになるのだが、いわゆる冒険ファンタジーとは全然イメージの違う思弁的で走らないストーリー展開でびっくりさせられる。世界観は非常にシュールで、あ…

○拷問者の影を読む

ジーン・ウルフの「新しい太陽の書」四部作。先日、地元の古本屋で4冊揃って売っていたので急遽購入。つい最近、復刊されたばかりらしい。 ネタバレになるが粗筋を。 主人公セヴェリアンは、拷問者組合の徒弟。ある時、彼は偶々だが反逆者ヴォルダスを助ける…