GCACWの流れ その2

bqsfgame2006-11-06

スカーミッシャー2号を発掘‥(^_^;
この中に、2つのモジュールが含まれており東部戦線のミッシングリンクが繋がっていく。
前回の要点の中に挟みこんで行くと
●ストーンウォール・イン・ザ・ヴァレー:1862/3-6
ジャクソンのシェナンドア峡谷キャンペーン。
●オントゥリッチモンド:1862/4-7
マクレランの半島戦役。
●ストーンウォール・ジャクソンズウェイ:1862/8
リーの第二次マナッサス戦役。
●ヒア・カム・ザ・レベル:1862/9
サウスマウンテンからアンティータムまで。
バーンサイドテイクスコマンド:1862/11-12
バーンサイドが指揮を取ったフレデリクスバーグ戦役。
●ストーンウォールズ・ラストバトル:1863/4-6
1863年のチャンセラーズヴィル戦役。
●ローズ・トゥ・ゲティスバーグ:1863/6-7
1863年のゲティスバーグ戦役。
★グラント・テイクス・コマンド:1864/5-6
グラントのウィルダーネスからコールドハーバーに至る一連の戦役。
★レベル・イン・ザ・ホワイトハウス:1864/7
アーリーのワシントン襲撃。

残された部分

こうして並べると東部戦線についてゲームにすべきものは全て出揃ったかなという印象を受ける。残されているのは1861年のマクドウェルの第一次マナッサス戦役と、1865年のグラントとリーのアポマトックスへと至る最終決着だが、両方ともゲームとして興味深い題材とは言い難いところがある。その意味で次は西部に転進するというのは妥当なように思える。
それにしても、1ターン1日というスケールのゲームで東部戦線の主要な戦いのほぼ全貌がカバーされたと言うのはウォーゲーム界の歴史が長くなった現在においても初の快挙であることは間違いない。
率直に言って、GCACWの1ターン=1日というスケールと、FTPの1ターン=120日というスケールの間に中間的なスケールのゲームがあって両者を繋いでくれているのが望ましいと思う。もっとも有力なのはGCACWの前にバルコスキーがデザインした「リー対グラント」のシステムなのだが、バルコスキーはこれを粗すぎると考えてGCACWを作ったと言うことなので続編は望み薄。誰かがいつか埋める残された南北戦争のニッチスケールということになるだろうか。