素晴らしき哉、先生⑦を見る

 7日遅れで見ました。4日詰めました。録画失敗したのでTVERで見ざるを得ず、TVERの視聴期限いっぱいで見たので7日遅れです。
 ちょっと想定していたのと違う伏線回収になっていて驚きました。ここまで沢井谷と吉澤議員の淫行未遂は、他の伏線と絡んでいなかったのですが、ここへ来てりおの堕胎問題に絡む展開に。
 沢井谷の実家の前を歩いている健吾と茉麻。健吾が茉麻連れなのに、わざわざ沢井谷の実家の方を回って帰っているとしか思われませんが、それっていくらなんでも交際中の茉麻にひどくないですかね。

 自身の進学に金銭面から母に反対されお金をどうしても手に入れたい沢井谷は、いよいよ追い詰められて前回の吉澤とのホテルで録音した音声データを使って吉澤を恐喝しに掛かります。
 ところが、吉澤は逆切れして「俺を誰だと思っているんだ? 大人を舐めるんじゃないぞ!」と激怒。どこかへ電話して沢井谷の実家の店に対する営業妨害、営業停止を働きかけます。
 妙な宗教門徒たちに店が占拠され、他の客が来なくなってしまい青ざめる鈴木紗理奈。どういうことかと娘に問い質し、娘が心当たりがあるというとすぐになんとかしなさいと命令します。しかし、ここで吉澤に逢いに行って謝ればそれこそ何をされるか判りません。沢井谷は健吾に相談し、健吾はりおと山添に相談します。そして、りおはパパに相談します。特命係長只野仁ですからね‥(^―^* )
 しかし、案に相違して父親の反応は鈍く、大人の社会にはいろんな事情があるんだよと口を濁すばかり。
 止むを得ず意を決して吉澤が待つホテルに一人で赴く沢井谷。すわ、犯られてしまうのかと思わせますが、プライムタイムの学園ドラマでそんなことにはなりません。追い詰められて助けを求めて叫ぶ沢井谷。その時、部屋のドアをドンドン叩く音がして、「いますぐ開けなさい」と警官の声。止むを得ず吉澤は玲奈に服を着るように指示して扉を開けます。
 すると、「吉澤誠、未成年者略取の容疑で現行犯逮捕する」と、いきなり取り押さえられます。「まだ、何もしてない。これはハニートラップだ」と冤罪を主張する吉澤。
 廊下に出ると、しっかりりおパパがいて、警官たちに「ご苦労様です」と挨拶します。
 かくして、沢井谷事件は一件落着となりました。
 その後でりおは沢井谷に、「どうしてあんなお母さんでも支えるの?」と質問します。
 それに対する答えが、「産んでくれたから。あんな母親でも、あの人が生むと決断して産んでくれなかったら、いまわたしは此処にいない」。
 りおはいろいろ考えた末に、両親に妊娠を打ち明け、しかし彼とは別れてしまったので一人で産んで育てます‥と宣言します。
父は、「それで先生は続けられるのか?」と懸念を口にします。
「無理かもしれない」
母は、「ちょうど辞める良い機会じゃない」とあくまで明るいです。そんな能天気は別としては母は、今日は久しぶりに一緒に寝ようと一つのベッドで親子二人で寝ます。
いよいよ堕胎手術の当日、待合室で呼び出しを待つりおは、母との会話、沢井谷との会話を反復しながら最後まで考えます。そして、呼び出されて入った診察室で先生に「すいません」と謝り、やはり産むことにしましたと最後の決断を告げます。
産科医の網浜直子は、もともとはミスセブンティーンコンテストのグランプリですが、すっかり安定感のある医師役が務まるようになりました。そういう役で出ておいてオープニングでは踊って見せるという意外性が芸の広い所です。
最終回では夏休み明けの文化祭がある模様で、文化祭でのクラス発表の演劇の監督と演出となった(押し付けられた)翔平と萌子も微妙な関係になってきて、ちょっと気になります。
個人的にはりお先生には先生を続けて欲しいし、茉麻と萌子には幸せになって欲しい気がするのですがどうなりますやら。本日放送、最終回!