年中新作を出しているミランダ先生。
2011年の予告作品の中では、「獅子が船出する時」が気になる。デシジョンゲームズからなので、S&Tの付録ゲームになるようだ。
ゲーム内容は17世紀を1ターン1年で扱うマルチで、イギリス、フランス、スペイン、オランダと言う顔触れでプレイするそうだ。
大航海時代を扱うゲームは多いが、多くは新大陸発見から植民地建設という15世紀後半が舞台だ。大航海時代も末期の17世紀と言うのは珍しく、ウォーゲームの歴史空白区域に関心を持つミランダ先生らしい切口だ。この時代になると顔触れからポルトガルが脱落しているのも、なるほどと思わせる。
この同じ時期の植民地での戦いが前述した「Waters of Oblivion」になる訳で、こちらの共同デザイナーに名前を連ねているのもミランダ先生らしい。