実写映画版です。
有村架純がヒロインでなければ見なかったかも。しかし、予想以上に良く出来ていて感心しました。
リヴァイバルという過去に戻って失敗を修整する能力を持つ少年が、同級生や母親を救うために頑張る話。
佐藤藍子主演の「タイムリープ」を強く連想しました。交錯する現在と過去。限られた機会で犯罪を未然に解決できるかという緊張感。
惜しむらくはキャスティングを見ると、「犯人はきっとこの人」と当りが付きます。しかし、この人以上に嵌る人がいなかったのでしょう。嵌っているが故に予想がついてしまうと言うジレンマです。
子役たちが非常に頑張っています。かなり難しい演技を要求される役が多いのですが、みな頑張って緊張感のある画面を作っています。
あと母親役が、ゆりちゃんこと石田ゆり子なのは嬉しかったです。特に、主人公が「途中で投げ出さなかったらこうなりました」と言うのに対して、「良くやった」と頭を撫でるシーンは、本作の白眉でしょう。
