引き続き第２作です。
メインは、茶川先生がヒロミと結ばれるかです。そのために、芥川賞を目指して奮闘するのですが、淳之介を引き取りに来る小日向、芥川賞話を聞いて詐欺を仕掛けて来る浅野、ヒロミに堅気とは結婚できないと吹き込む手塚など、いろいろな妨害が入ります。
それ以外でも、担任の先生に吹石、トモエの昔の恋人に上川、あとコードブルーの浅利が六ちゃんの幼馴染で登場。
そうした多彩な登場人物が色々に綾をなして複雑な物語になっています。
一平の所に預けられるハトコの美加ちゃんが可愛いのですが、この子は大成せずに芸能界を引退してしまったのですね。
物語の完成度としては、第１作にわずかに劣るかと思いますが、ハッピーエンドで終わり、三人で夕陽を見ているシーンでＦｉｎマークを迎えるので、こちらが好きと言う人も多いことでしょう。
アクマ先生が狸に化かされた森も建設現場になってしまい、日本橋も首都高の高架下になってしまうことが言及されたり、高度経済成長による列島改造期に突入していることが随所でわかります。
