半村良の太陽の世界、引き続き2巻です。
牛人と言うと、すわミノタウロスかと思いますが、違います。端的に言えば牛飼いです。
さて、伝説の地、ラムーを探す旅を続けるアム一族。
今回は、牛を飼う老人と出会います。その老人の出身母体であるキル族と出会って、超能力を持つモアイたちを渡せと迫られ苦境に陥ります。
そんなことがあっても人を傷つけることを絶対否定する平和の民は旅を続けていきます。その過程で性格のやさしい飼うことの出来る乳牛を旅に加えます。その牛のクラの面倒を見る寡婦と、気立ての優しい男が結婚するまでのお話しです。