初めて中野にお邪魔した。
この日に向けて「フォーザピープル2006」のルールを何度も読み込み、ソロプレイもしてきたのだが、残念ながらプレイを実現することはできず極めて不本意な結果に終わった。
代わりに「アハウスディヴァイデッド」を十数年ぶりではないかと思うが対戦することになった。ドイツゲーマーの取り込みを意識した巨大コンポーネント化したファランクス版というのを初めて見た。率直な感想を言うならば、日本の住宅事情の敵だと思う。コマがミニチュアにならなくて良かった‥(^_^;
さすがに十数年ぶりだと記憶が結構曖昧なもので、塹壕掘削が都市では1アクションだが、平地では2アクションだと言うルールを読んで、「あれ、そうだったっけか?」という感じだった。自宅に帰ってGDW版を調べたら、ちゃんとルールブックの該当部分に赤線の上に横に二重丸まで付いていて「忘れやすい重要なルール」として重点チェックしてあった‥(^_^; コマの角がスリ切れるほど遊んだゲームなのにこんなもので、人間の記憶などアテにならないものだと思い知った。
他にはアクション数について、南北両軍でダイス目解釈が違うはずという記憶があったのだが、確かにこれは実在していてコマンドテーブルによるアクション数判定をする上級ルールがやはりあった。ただ、これを入れると南軍のサドンデスが生じやすくなるので常用はしていなかったはず‥というところまで実物を見て思い出した。
プレイの結果
このゲームだとそれなりに昔はやりこんだのでどちらでもOKということで相手方の希望により南軍をプレイ。序盤のダイス目が今一つで押し込まれたが1861年の暮れから急にダイスが良くなり動き出せるようになった。セントルイス方面から第一の騎兵を北軍背後へ侵入させることに成功。これを受けて北軍が戦闘前退却を許さずに撃滅するために騎兵スタックを作って追ってくれ始めたので、ケンタッキー前線に敵は歩兵しかなくなった。このためケンタッキー方面から第2の騎兵を進入させることができた。さらに北軍がセントルイス防衛のためにカイロを空けて下がってくれたのでありがたく歩兵を進めて頂戴。最後は突入した騎兵がニューヨークに辿り着き、エヴァンズヴィルで新たに徴兵した騎兵が第3の突入騎兵となってインディアナポリスへ突入して南北の部隊リミット逆転によるサドンデスが発生して気持ちよく勝たせていただいた。
昔、ZOCのUさんに教えてもらって良くプレイしたゲームだが、南軍騎兵のゲリラ戦対策が北軍のプレイの難しいところだろう。一つ間違えると、それを解決するために数ターンは掛かってしまうし、間違いをいくつか重ねると今回のように潰れてしまう。ルールは易しいがプレイは結構、難しいゲームだと思う。