フォーザピープル2006のルール差異:州の支配

昨日も書いた通り、州の支配のルールが変更になっている。
1)南部州:北部が規定数のボックスを支配すると南部州は制圧されていた。しかし、2006年版では、単に規定数のボックスを制圧するだけでなく、かつ、その州の物資集積所全てを破壊しなければならなくなった。したがって、たった一箇所の物資集積所が残っているだけでも南部は州を制圧されないことになり、物資集積所に要塞を築いてしがみつく意義が大きくなった。
2)北部州:南部が3ボックスを支配すると北部−5SW、南部+5SWのペナルティ/ボーナスが発生するのは従来通り。これに加えて北部は南部に支配された北部州の州都ごとに1戦力の増援をその地域で失うというペナルティが追加された。
3)境界州:北部が一旦支配すると北部州として扱われ、2項のペナルティ/ボーナスの対象になっていたのだが、ならなくなった。

コメント

先日のSGCでのプレイや、昨日のソロプレイで、南軍は従来のワシントン強襲から「ハウスディヴァイデッド」での有力戦術だった浸透ゲリラ戦に切り替えた印象がある。率直に言って、これが強すぎるのではないかと思ったのだが、北部支配の境界州がペナルティ/ボーナスの対象から外れたのは適切で妥当な変更だと思う。これでないと北部は受け切れずにSW逆転負けしてしまう気がする。
一方で北部の1864年以降の南部侵攻に当っても、物資集積所を焼くところまでやらないと州を得られないことになり北部が攻勢になったときには、逆に南部が受けられる余地が少し広がった恰好になっている。FTPは全般的に非常に不安定で最後までバランスしてゲームが続かない印象を受けていたが、これらの変更で多少なりとも決着が遅くなる方向には移動したように思う。