×神との対決

 アポロンを名乗る強大なエネルギーをコントロールできるヒューマノイドとの遭遇です。軌道上のエンタープライズ号をグリップして制止させてしまうほどの巨大エネルギーを操り、ギリシャ神殿に住み、アポロンを名乗る異星人です。乗組員に下船して此処に住み、我を崇拝せよと共用します。美人古代研究家のキャロリンを女神として愛人に迎えようとし、同じくキャロリンに気があるスコットを排除するなど下賤な所もあります。彼らがかつて本当に古代地球を訪れて神として崇められていたのではないかと言う推理も出ますが、真相は明らかになりません。最後は人間に尊敬されなくなったことに絶望してアポロンは存在を辞めてしまいます。
 アイデア的にちょっと無理がある気がしました。まぁ、スタートレックらしいとも言えますが。

○ヴァルカン星人の秘密

スタートレック、シーズン2ボックスからです。
スポックが変調を来し、どうしてもヴァルカン星に帰らねばならないと言い出します。
結局の所、いわゆる発情期であり、妻(婚約者?)と会わねばならないという話し。しかし、帰って古代からの儀式に従って結婚しようとすると、彼女は結婚ではなく挑戦を選び、スポックが別の求婚者と戦うことを要求します。そして、その挑戦者としてカーク船長を指名したのです。カーク船長は、自分なら手加減してやれるからという理由で引き受けますが、実は一方が死ぬまで戦わねばならないと聞いて動揺します。
戦いはヴァルカン星人の伝統的な武器を使って進み、結局、ドクターの機転でカーク船長を仮死状態にする薬で偽りの決着を付けて無事に全員エンタープライズに帰還できました。
看護婦のクリスティーヌがいつになく活躍したり、特殊な伝統武器による寸の長い決闘シーンがあったりして、面白く見られます。

×宇宙の巨大怪獣

スタートレック、シーズン2ボックスからです。
航路上の星系に、あるべき惑星がなく崩壊した隕石だけが飛散しています。
リヴァイアサンを思わせる巨大怪獣の仕業で、USSコンステレーションもやられてしまったようです。破損したコンステレーションに乗り移ると、艦長のデッカー准将だけが生き残っています。彼をエンタープライズに転送した所で、再び巨大怪獣と接触し交戦状態に入ります。
エンタープライズの指揮はスポックが取っていましたが、デッカー准将が階級を盾に指揮権を強奪し、危険な報復戦を開始します。
最終的には怪獣を倒し、デッカー准将は名誉の戦死を遂げるのですが、その過程の説得力が今一つでしょうか。
巨大怪獣と正面切って戦うエピソードは、ありそうで意外にないので、褒めたい所ですが微妙な感じです。前作に登場したキャロリンことパルマが通信員としてメインデッキで働いています。単発ゲストじゃなかったのですね。