サッキングバキュームを４人設定でソロプレイしてみた。
遭難状態の宇宙ステーションからの脱出ゲームだが、一種、シチュエーションコメディのようなゲーム。システム的に面白いポイントがいくつかある。
①３ピースの宇宙服を先ずステーション内を探し回って集める必要がある。各自の持ちピースが違ってくると、求めるものが違ってしまうため、他人が捜索して得物がないところでも自分にとっては意味があるかも知れない。
②真空エリアが通行によって拡張していく、正にタイトルの通りサッキングバキュームなゲームになる。
③戦闘ができたり、空気不足状態のキャラからモノを奪えたり、船外をジェットパックで移動できたり、プレイ作戦上、意味のある適度なオフェンス行動や特殊行動が散りばめられている。
なるほどこの初版の評判が良くて二版が出たのはわかる気がする。
最初は４ページしかないルールや、決して広いとは言えないステーションなど、内容的にプアなのではないかと心配したが、過剰でないあたりがジップロックゲームとして適切なまとまりになっていると思う。
