魔法ゲームの算盤勘定化をどう思うか?

その昔に草場先生と「神々の戦い」について話したときに、「神様の凄さはそれぞれに違っていて比較できないんですよ。数値パラメーターで表現してしまって、どっちがどのくらい強いとか、どっちが総合的なコストパフォーマンスが高いとかというのは‥」という意見を聞いてなるほどと思った記憶がある。そのときに凄さがそれぞれに違って比較できないゲームとして挙がったのが「コスミックエンカウンター」で、どの能力も凄くて比較が難しく、相性はあるかも知れないが単純にどの能力がどの能力よりどのくらい強いとは語れないというような話しをした。
「アウトポスト」が「ツァヴァンドールの王笏」になったときに、この議論を思い出したのは、植民地建設というモチーフでは経済性の議論が似つかわしく算盤勘定なゲームになっているのはOKだと思うのだが、魔法ではどうだろうかということ。ゲームの面白さ自体に変わりはないかも知れないが、算盤勘定をはじいて「この手順で進めた方が魔力●ポイント分だけ効率が良い」というような議論は、「この手順で建設した方が植民地経済が●ポイント効率よく回せる」という議論より違和感がないだろうかということ。
ゲーム内容自体はとても良いので蛇足な議論だと思うが、徒然に考えるにモチーフとしては「アウトポスト」の方がゲームシステムにしっくり来ている気はする。同じような議論が「アベカエサル」と「Qジェット」でもあると聞く。シミュレーションゲームばかりでなく、アブストラクト色の強いゲームであっても、モチーフは単なる装飾ではないのかと思ったりもする。人によってこの部分へのこだわりは格差が大きいかとは思うが‥(^o^)