5:全体の感想として

ゲームは面白かった。第10ターンには、ドイツの残存装甲部隊が包囲され、これに対して総統命令が発動され、乾坤一擲の救出作戦が実施された。60対15とか56対18と言う大戦力の戦闘が連携的に発動され、正に東部戦線最後の大攻勢と言った様相になった。
起きている場所が80kmほど東でなければ、実にヒストリカルだったと言って良いほどだ。
とは言え、前項まで書いてきた通り、いろいろと気になるところが多いゲームで、「グエラアムエルテ」のロメロ氏の作品と言う大きな期待には応え切れなかったと言う結論だろうか。
繰り返しになるが、これだったら「グエラアムエルテ」を付録ゲーム化してもらった方がロメロ氏にとっても日本のウォーゲーマーにとってもハッピーだったのではないだろうか。マーケティング的には間違っていると言われれば、それもわからないではないのだが。