映画館です。
堤監督作品ですが、原作があります。
非常に重苦しい作品です。サッカーの試合中に膝を負傷して引退となり親にも口を聞かない息子。その息子が外泊したまま帰ってこなくなり、息子と同じ学校のサッカー部出身者が死体で発見されます。
息子は事件と関わっているのか?
もう一人の被害者として既に殺されているのか?
それとも加害者として逃亡して隠れているのか?
父親である堤真一は加害者なはずはないと信じます。母親である石田ゆり子は加害者であっても生きていて欲しいと願います。
私立受験を控えている妹は、加害者であっては困ると思いますが母親の前では言えません。
容疑者自宅バレして自宅前にはマスコミが蝟集し、卵投げから始まって外壁や車への落書き被害も受けます。死んだ息子の友人の告別式に行くと、「常識を弁えろ」といわれて暴力で追い返されます。
時期的にネタバレすべきでないと思いますので、此処までしか書きません。
でも、非常に重苦しく、考えさせられ、観終わったら誰かに語りたくなる映画です。