さて、「エール」は中断を挟んで月ずれして継続中。
一方、BSの再放送シリーズは、10月から「澪つくし」が始まりました。
昭和60年夏の放映。ご存知、沢口靖子主演、作はジェームス三木です。銚子の醤油醸造元「入兆」の妾腹の娘と、網元の男の禁断のラヴストーリーです。
言ってみれば、「銚子版:ロミオとジュリエット」です。
この古典的な枠組みのドラマが、実に平均視聴率で44%を叩きだしたというのですから朝ドラ恐るべしです。
放送当時は大学生でしたが、同級生に銚子出身の女の子がいたので、実家は醤油屋か?、妾の子か?と話題になりました。しょうもない話しです。
和歌山から銚子に出てきた入兆の旦那は、津川雅彦です。今見ると若くてエネルギッシュ。醤油を仕込む冬は銚子で、夏は地元の和歌山で過ごしており、銚子に妾を囲って娘まで産ませました。それを実家に引き取って、別の醤油屋との政略結婚に使おうと‥。
娘は、「運命の出会い」をしてしまった網元の若者との恋に胸を熱くします。
改めて見て、本家のお嬢様である桜田淳子のクールビューティーが際立っていて驚きます。
沢口をいじめる役回りは、和歌山から来た女中頭の根岸季依です。
若い頃の明石家さんま(男女7人よりも前です)が出ているのも、今となっては目玉ポイントでしょうか。