女性初の月着陸宇宙飛行士になる女性の一人称物語。
WW2でボランティアパイロットとして、機体の輸送(基地変更)任務で飛んだ経験ありで宇宙飛行士を目指します。
一段階登るごとに、「女の●●なんて」と言われ、それを突破していく繰り返しです。所謂、グラスシーリングものです。ちょっと単調ですかね。
それ以上に主人公の魅力を殺いでいるのは、自分のグラスシーリングには敏感なのに、他人のグラスシーリング(特に有色人種のそれ)には鈍感なことです。
これをそのまま日本語に訳させるのは無神経な感じがして作者も好感度おおはばダウンです。
やがて彼女は火星へ行くことになるのは、SFマガジンの後日譚で既に既定路線。それは続編になります。