BSプレミアムシネマ。
1958年、ヒッチコックの最高傑作とも言われるそうです。
ボブ・ショウの「眩暈」と同じVERTIGOです。
犯人追跡時のトラウマで高所恐怖症になってしまった刑事が主人公。ここもショウの作品と良く似ています。
学生時代の友人から妻の不審な行動を調べて欲しいと依頼を受けます。先祖の幽霊に憑りつかれているというのですが、彼女の窮地を助けてうっかり親しくなってしまいます。しかし、彼女の投身自殺を高所恐怖症のために防ぎきれずに死なせてしまいます。ところが、少し後に彼女そっくりの美女を街で見掛けます。実は‥。
という話しなのですが、古めかしい画面もあって一人二役は良い感じに見分けにくく映っており、サスペンスとして上等の出来栄えです。
なるほど、これをヒッチコックスリラーの上位に押す声の多いことは納得がいきます。