ファーストペンギンを見る

最終回までアッと言う間でした。

非常に面白かったです。

森下佳子は、「JIN」、「ギボムス」、「天国と地獄」などのヒット作を連発しており、古沢良太と共に当代のトップ脚本家です。

ですので、それなりに面白いことは間違いあるまいと思っていましたが、その期待値を越えて面白かったです。

内容的には「義母と娘のブルース」が一番近いかと思いますが、商店街のパン屋さんの話しに比べて、浜の再活性化はスケールが大きく、敵も手強く、なかなかのものでした。

また、いつもの綾瀬はるかではなく、奈緒松本若菜を使ったのが新鮮味もあって非常に良かったと思います。

堤真一吹越満梶原善のさんし船団丸メンバーも非常に味がありました。

特に母親が足を怪我したり、新人が上手く船団に溶け込んでくれなかったりで悩む吹越満の演技は味わい深いものがありました。

鈴木伸之も最近好調な俳優ですが、今回も非常に良かったです。

その彼女で彼をせんだんから剥がしてしまう足立梨花ですが、最終回で突然、船団の事務員に応募してきて撚りを戻して再婚するのには驚きました。でも、鈴木伸之に幸せになって欲しい感じでしたので、少し安易な気はしますが、それもありかと。

ただのママ友かと思いきや船団の事務員になり和香を支えるそよそよ。好意で作ってきたジュースに「ご自由にお飲みください」と書いたのがいけないと言われ憤然とするシーンには笑ってしまいました。もともと「14歳の母」なのですから、やられて黙っているはずはないのです。