べらぼう 第40話 尽きせぬは欲の泉を観る

 年末ラストスパート中です。

 冒頭は定信が、これまでの忠臣たちの忠言を聞き入れずにイエスマンばかりに入れ替えてしまうシーンからです。

 続いて日本橋では、身上半減がじわじわ効いてきて、自身も倹約せざるを得なくなった蔦重です。

 新作を求めて京伝の所に行きますが、京伝はもう危ない橋は渡らないと断固として断ります。そんな折、春章が後の北斎を連れて店にやってきます。挿絵をこの男に任せることにして京伝の代打を使って新作を打って出ますが評判は今一つです。

 そんな新作状況を聞いた定信は、最近は面白い黄表紙がないことに不満を持つという自己矛盾を抱えます。

 蔦重は歌麿の大首の美人画(バストアップ)が使えるのではないかと思いつきますが、二人の関係は歌麿の思いもあってひずんでしまい上手く運びません。

 倹約令で吉原に行けなくなった市中のものが、市中の美人に群れていると聞いて、団子やのおきた(椿)や、煎餅屋のおひさ(汐見まとい)を観に行き、市中の美女画集を作れば売れるのでは‥と思い立ちます。

 そんな折に店に来た次郎兄さんが人相見がはやりだしたと言い、これと絡めれば学問書として推せると栃木に出張中の歌麿に頼みに行きますが、やはり決裂します。俺のためみたいなことを言っているが結局は自分の為だろうというのです。まあ否定はできません。歌麿はおきよが死んでから特に女の絵姿を描くのはつらいというので、そう言われたら無理は押せません。それでも、歌麿は蔦重との最後の仕事として受けることにします。

 一方、山東京伝は絶筆を覚悟して煙草屋を始めるための最期の資金集めでサイン会(?)を開きます。このサイン会で自分の人気を再認識して心が揺らいでしまいます。自分でも自分の中に在る欲が消えていないことを自覚します。

 最後は須原屋さんの急を告げられて終劇です。