☆剣嵐の大地3を読む

bqsfgame2007-04-20

56:ナイトフォートに辿り着いたブランたち一向は、そこでコールドハンズに助けられたサムと出会うのだった。
57:ミイリーンの街の外に辿り着いたデーナリスの軍勢は、閉じた城壁の前でミイリーンの英雄を一騎討ちで破る。しかし、城壁を破る手立ては見つからない。閉塞感の中で友軍を見回っているデーナリスに、味方の奴隷に紛れていたメロが襲い掛かる。間一髪、これを助けたホワイトベアードは、実は自分は豪胆バリスタンであると隠していた事実を告げる。と同時に、これまでもっとも信頼してきたサージョラーモーモントが、ヴェリースと通じていた内通者だったという事実も明らかになる。デーナリスはジョラーを追放する。
58:サンサと形だけは結婚したティリオンは、依然としてシェイの体に溺れるのだが、シェイを誰か適当な騎士と結婚させてやろうとは思うのだった。
59:ティリオンはジョフリーの婚礼の朝に贈り物として貴重な本を贈るが、ジョフリーはタイウィン公からの贈り物の剣で本をズタズタに切り裂いてしまうのだった。
60:婚礼の席で用意された演目の一つに犬と豚に跨った小人の騎士たちの決闘があった。ティリオンは不愉快ながらも冷静に振舞おうとするが、ジョフリーはさらに彼を挑発するような言動を繰り返す。そして、ティリオンに無理にワインを注がせ、そのワインを飲んだところ‥。彼は突然苦しみ始め呆気なくも死んでしまったのだった。
61:サンサの元にサードントスが現れ、今度こそは脱出しなくてはと彼女を連れ出す。彼の案内したガレー船へとサンサは引き上げられるが、ドントスは手引きの謝礼の代わりに弩を撃ち込まれて海に沈んでしまう。そして彼女を迎えたのは旅立ったはずのリトルフィンガーだった。
62:ジェイムはついにキングスランディングに帰り着きサーセイと再会を果たした。しかし、タイウィン公は、彼をジョフリーの未亡人となったマージェリーと、そしてサーセイをオベリン・マーテルと結婚させようとする。だが、ジェイムはこれを断り近衛騎士団の司令官であり続けると主張した。
63:メリサンドルの予言はいまや果たされ3人の王位僭称者は確かに死んだ。石のドラゴンを甦らせるため少年エドリックストームを捧げよと言う圧力が増すが、ダヴォスはこれに反対し壁からの王への要請を読み上げるのだった。
64:壁についにマンスレイダーの軍勢がやってきた。ジョンは必死に皆を鼓舞して防戦、最初の襲撃を踏みとどまる。しかし、地下のトンネルではマイティ・マグが、頼りになるドナル・ノイエを道連れにしてしまった。ドナルに選ばれたジョンは、守備隊が戻るまで壁を預かる身となったのだ。
65:ハウンドはアリアを売る次のアテとしてリヴァーランを考えるが、アリアはジョンに逢うために壁を目指したいと思っていた。
66:ティリオンは絶望的な容疑者として過ごしていた決闘による裁判を望もうにもサーセイはグレガー・クレゲインを立てて来よう。ブランはそんな仕事を引き受けるのは釣り合わないと断る。ところが、クレガーに恨みを持つドーンの赤い毒蛇、オベリン・マーテルが、この仕事を引き受けても良いと言う。
67:ジェイムは入れ替わった騎士団の新たな面々と順に話しをするが、いずれもなかなかに困ったものばかりだった。
68:リトルフィンガーは彼女に対してゲームの駒からゲームのプレイヤーになれと薦める。彼自身はキングスランディングの暗殺劇のプレイヤーは、ティレル家の老婦人と自分だと示唆する。故郷に着いた彼は、そこにリサが辿り着くのを待ち、サンサにはアレインという仮の境遇を与える。
69:夜襲の次は攻城兵器である亀を作っての攻城戦だった。ジョンは、200m以上の高さを持つ壁の上からの石を詰めた樽の命中で亀の挑戦をも退ける。眠った彼が起きた時にはジャノス・スリントとアリザー・ソーンが砦に帰ってきて、彼のことを反逆で訴えていたのだった。
70:ティリオンの裁判ではなんとシェイまでもがティリオンの有罪を証言した。最後の手段として決闘による裁きを求めた彼のためにオベリン・マーテルがグレガーと戦うこととなり、意外なことに動きに勝るマーテルはグレガーを追い込んでいく。しかし、最後にグレガーにかつての王妃殺しを証言させようとして接近したマーテルはグレガーのリーチの中に入り込み、彼の狂暴な腕力の前に不覚を取ってしまう。結果としてティリオンの有罪は確定した。
71:デーナリスは船を解体して作った攻城兵器と、下水を登って突破する決死隊によってミイリーンを陥落させた。その一方で、彼女の元に解放したはずのアスタポールが、奴隷上がりの新暴君によって統治されるようになったと知らされるのだった。そして彼女は征服してもまたすぐ失われる勝利の意義薄さを感じて、ミイリーンがアスタポールの繰り返しにならぬようミイリーンに留まることを決意するのだった。
72:ジェイムはティリオンがジョフリーを殺したとは確信を持てずにいた。彼はブリエンヌにネッドスタークの剣アイスから生まれた剣を渡し、これによりサンサを守るために彼女を探すよう促すのだった。
73:ジョンは壁の外の軍勢と直談判するために送り出される。しかし、その談判の最中に、突然、大部隊による攻撃が開始された。それは金色のバラシオン家の旗を振るスタンニス王の軍勢だった。
74:アリアとハウンドは酒場に辿り着き、そこでティクラーとポリヴァーからキングスランディングの情報を聞いた。二人を倒した後、アリアはハウンドから別れ北のジョンの元へと向おうとする。しかし、彼女の足元を見るものたちのため、旅は早くも頓挫しかかる。そんなときに役立ったのはジャケン・フガーからもらったコインとヴァラールモルグリスという意味の分からない合言葉だった。
75:壁の新司令官を決める選挙は、候補乱立で誰も規定得票数を得られないまま9日間も続いていた。
76:スタンニス王は、ジョンに対して王として私生児である身分から正式な嫡子として認めるからウィンターフェルを継ぎ自分に付いてくれないかと持ちかける。
77:牢獄のティリオンの元に訪れたのは死刑執行吏ではなく兄のジェイムだった。ブランドンを殺そうとしたのはジョフリーの企みだったと彼は告げ、ジョフリーは最悪の王になりかねなかったと告げる。ジェイムが去った後、ヴェリースがティリオンを手引きして逃がそうとするが、ティリオンは逃げる前にタイウィン公の部屋へと赴く。そこにはシェイがいて取り繕いの言い訳を述べるがティリオンは彼女の首を絞める。そして、弩で父を撃ったのだった。
78:サムは、司令官選挙の事態を打開するためにサー・デニス・マリスターとコッターパイクのそれぞれを誘導してジョン・スノーを新たな司令官として選ぶよう策動する。
79:最後の選挙でジョン・スノウの名前が出され、ジャノス・スリントの画策した逆転撃破、雪崩のようにスノウへと波打つ票に流されてしまった。サー・マリスターもコッターパイクもジョン・スノウが期待に応えることを要求してそれぞれの砦へと去っていく。壁はスノウのものになったのだった。
80:アイリーへと辿り着いたサンサは、リトルフィンガーと親しくしているところをリサに見られて嫉妬のため殺されかかってしまう。しかし、最後の瞬間にリトルフィンガーが現われ、彼はサンサの代わりにリサを突き落としてしまうのだった。そして、そもそものこの長大な五王の戦いの起点となったリサからケイトリンに当てられたラニスター家への疑惑を告げる手紙は、リサのケイトリンに対する嫉妬を利用してリトルフィンガーが書かせたものだったと言うことが告げられる。
EP:フレイ家の領地は治安が崩壊していた。そこに巣食うドンダリオンのならず者たちは、誘拐をなりわいとしているらしい。メレット・フレイがこのならず者に身代金を持っていくと、彼らはかつてのフレイ家の婚礼の虐殺を引き合いにして彼の有罪を告げ、彼を木に吊るそうとする。最後に彼の有罪を確認したのは、死んだはずの変わり果てたケイトリンだった。