フレッドディストリビューションがワレスを訴える

テーブルゲームズインザワールドさんにもニュースが登場したが、ワレスの「蒸気の時代」関連のゲーム版権問題は延々と渾沌を極めている。
BGGで7/23付けで登場したフレッドディストリビューション側がワレスに対して起こした訴訟のスレッド(蒸気の時代のゲーム情報側、フレッドディストリビューション側の双方に存在)は、いずれも発現が大量に続いており完全に炎上モードに突入している。
2月に発生したワレスがウィンサム/フレッド側を訴えたと言うスレッドも猛烈な勢いで炎上したものだが、此処へ来ての反対訴訟で事態は解決からは程遠く最悪のコースを辿りつつあるようだ。
ワレス氏の2月の訴えによれば、ファナゲインで流通した今年の蒸気の時代の再版が違法ということだが、フレッド側の今回の訴訟によれば、メイフェアから登場したスチームが違法ということになる。どちらの主張が通るのか、そもそも合法的で現在入手可能な蒸気が存在するのかすらユーザーサイドからは見えなくなってしまった。
とかく個人対企業の訴訟では個人側が弱者と見えるので、ワレス氏の肩を持って読む人が多いと思うのだが、どうも今回のニュースを読むとワレス氏は契約書を引越しで紛失したなどとも記載されており、ワレス氏側にも不透明な部分があるように思われる。
傑作ゲームとそのデザイナーの問題であるだけに、今後の当該作品の出版状況はもちろん将来作品の発表の帰趨などにも悪影響のないよう望みたいが、どうもすっきりとは解決しそうにない。率直に言って、この一連の関連の事件を巡る炎上スレッドは、もうとても読む気にもならないので早々に決着して欲しいものだと思っている‥(^_^;