○夢魔のふる夜を読む

bqsfgame2012-03-26

マインドイーターに続いて水見作品。
あらすじを聞くと、これは面白そうと思う作品だ。
主人公は、ヨハネス・ケブラー。彼は、自分の研究のためにチコ・ブラーエの天文台へと赴く。しかし、チコは天空に悪魔を見出して苦悩していた。故郷に戻ったヨハネスを待っていたのは、老母の魔女裁判だった。その魔女裁判で、老母ばかりかヨハネス自身を糾弾しようとするのは、なんとガリレオ・ガリレイだった。
こうした17世紀の物語は、人間の支配を巡って意識とDNAが戦っているためだったのだ‥。
うーん、凄いイマジネーション。凄い登場人物群。
ところが、読んだ時に期待したほどには面白くない。
処女長編と言うこともあって若書きなのだろうか?