ＷＯＷＷＯＷでやっていたので録画視聴。去年の秋の映画ですから、丁度１年。
期せずして長澤まさみ作品が続きました。
最近、「ガンジス河で‥」や、「都市伝説の女」など、変人系の役で見ることが多かったのですが、久しぶりに純美少女役です。去年ですから２６才でしょうか。さすがに高校１年生の役は、少し厳しいかなと思いました。でも、正統派美少女を演じさせたら、まだまだ綺麗で魅力的です。
相手役の岡田将生の透明感と相俟って、なかなか見栄えのする映画になっています。一方でストーリー的には、キャッチコピーの通り「大切な人を失っても、人はまた愛することができるのでしょうか」と言う重い問いが通奏低音として流れています。
長澤の友人役で波瑠が、岡田の事故の関係者で池脇千鶴が登場してきます。それぞれに二人の止まってしまった時間を象徴する存在なのですが、重さばかりでなく魅力的に演じています。
全体として近年の「ケータイ小説」的なテイストの物語ですが、二人の主人公の別々の物語を上手に脚本化して長丁場を飽きさせずに見せて成功していると思いました。
