感想

完結しました。
全121エピソード。押しも押されもしない巨大構造物です。
一時は収束できずに中断するのではとも思われましたが完結しました。
膨大な謎をばらまきましたが、基本的な島の謎は解決されました。
不思議な力を持つ島。その力の源泉は島の地下にある光の洞穴から漏れ出てくる強大な磁力です。この洞穴を守るべく、一子相伝で永遠の命を与えられて仕える者たちが太古からいました。
ある時、光の守護者は双子の兄弟の兄に継がれることになり、その弟は母殺しの罪を犯して泉によって呪われた不死身のモンスターとなってしまいました。
不死身のモンスターは、島から出ることを望みますが、守護者がいる限り出ることができません。そこで、モンスターは守護者を殺すことを望むようになりました。
守護者である兄は、後継者を求めて島の外から人材を呼ぶことを。モンスターである弟は、自分では直接殺せない兄を殺すために人を呼ぶことを望みます。
そうして島は、815便を呼び寄せたのです。
と言うのが本線だったと言うことが最後の最後に来て判りました。
しかし、これをややこしくしているのが、ダーマイニシアチブであり、他の者たちであり、ウィドモア産業です。ここらへんは整然と説明されていません。
以下、私見です。
ダーマイニシアチブは、島の不思議な力の存在を研究する機関です。そのために島の中心部を採掘するのですが、結果として磁力異常を発生させてしまいます。直接的には、これが815便の墜落事故を招きます。
他の者たちは、光の洞穴の守護者のアドバイザーとなったリチャードが指揮していた守護者の信徒のような存在です。
そもそもリチャード自体が、815便と同様に島に呼ばれてしまったブラックロック号の生存者です。そして、モンスターの手先としてジェイコブを殺そうとして失敗し、逆にジェイコブのアドバイザーとなってダーマイニシアチブと戦う島のレジスタンス組織を形成します。
ウィドモアは、元々は他の者たちのリーダーの一人でした。しかし、ベンによって追放されてしまい、ベンと戦うために島へと戻ってきました。彼の最終目的が何だったのかは明確になりませんでした。