ようやく読み終わりました。
非常に時間が掛かりました。なんで掛かるかと言うと、読みにくいからです。
まず、寸が長すぎます。
ストーリーが混沌としすぎです。
登場人物が多すぎです。
本が物理的に重すぎます(笑)。
ゴッサムシティの大陰謀の黒幕は誰かと言う話しは、上巻の冒頭はファルコーネの復帰、後半はバットマンと深い因縁を持つハッシュという流れでした。
しかし、ハッシュでさえ招待状をもらった客の一人だと判り、下巻ではナゾラー、ラース・アル・グールと進んでいきます。しかし、ナゾラーは招待状の主を知っているようですが教えようとせず、ラースは明確に否定します。
いよいよ混沌の度合いを増すクライマックスですが、謎解きの結果は「なぁーんだ」という感じ。これだけの大作で引っ張るだけ引っ張ってしまうと、相当な大仕掛けでもない限り納得は行かなくなってしまいますわな。風呂敷の広げすぎなのでしょうね。
バットマンのファミリー、ヴィラン、新顔が総動員で1000ページ以上も暴れたので、×は付けられなかったのですが、ちょっとガッカリ感は否定できませんでした。
本作では端役なのですが、クレイフェイスが気に入りました。
昔のテレビシリーズにはいなかったですよね。