千葉会:ジェノヴァ=ヴェネツィア戦争を対戦プレイする

ついに対戦プレイ実現です。

前回の「地中海帝国」に続いてWilandorさんと。当方はジェノヴァを担当しました。

 

第一次戦争(ターン1)

いきなり「クレタ島の叛乱」です。まぁ、ご自分で引かれたので仕方がないでしょうか。

さらに、「洪牙利のダルマチア占領」です。ヴェネツィア受難の戦争です。

しかし、捨てる神あれば拾う神あり、「ミラノ公ヴィスコンティ」によってミラノがヴェネツィアの同盟国となりました。

そして、「ルイ9世の干渉」によって、両軍とも攻撃禁止となりました。クレタ島の叛乱で一方的に攻撃できるチャンスかと思ったのですが、ここでもヴェネツィアを拾う神ありでした。

疫病を小生が引きましたが流行チェックの結果、流行せず。意外と地中海沿岸は衛生状態が良いのでした。

以上のように新作したイベントが続出した関係で、両軍とも外交チットを引けず、外交活動は全くありませんでした(ミラノはヴェネツィアに付きましたが)。

ジェノヴァ財政:5+2+2(貿易)=9

ヴェネツィア財政:7―4(叛乱)+2+2(貿易)=7

ルイ9世効果で両軍とも攻勢作戦を実施できませんでした。

勝利得点

ジェノヴァ:1点 ダルマチア支配

ヴェネツィア:0点

 

第二次戦争(ターン2)

ヴィスコンティ公の急死によりミラノが中立に戻りました。史実ではペストだったようです。

また、互いに海賊を打ち合いました。

ジェノヴァ財政:3+1-2(海賊)=2 国王世代交代⇒1/1

ヴェネツィア財政:3+2-2(海賊)=3 国王世代交代⇒2/2

ヴェネツィアに最強国王が登場しました。ヴェネツィアは、折角の国王の軍事能力を生かすべくアンコナ侵攻を検討しますが最終的に自重しました。

ジェノヴァとしては、ミラノが敵のままなら侵攻するつもりでしたが、中立に戻ってくれたので自重しました。何もしなくてもダルマチアからVPが入ってきますし。

お互いに貧乏なのが消極策の最大の原因です。

勝利得点

ジェノヴァ:1+1点 ダルマチア支配

ヴェネツィア:0点

 

第三次戦争(ターン3)

また、疫病を引きましたが、今回も流行せず。ジェノヴァの(そしてヴェネツィアも)防疫体制は完璧です。

外交アクションでは、

ヴェネツィア:フランスと同盟

ジェノヴァアラゴンと同盟

本来の主役国家が小国家として登場しそれぞれの同盟者となりました。この両国は都市を持つエリアをそれぞれ4、3個持っており、結果として両軍とも収入が一挙に増大しました。

ジェノヴァ財政:1+5=6

ヴェネツィア財政:0+5+2(金、金)=7

資金が増えたので、ヴェネツィアはついにダルマチア奪回のため上陸作戦を実施しました。強力な国王の指揮により大勝利しました。

ジェノヴァ側は、ジェノヴァ本土に接するフランス領マルセイユを攻撃し、待伏せ、軍事技術のダブル投入で大勝利しました。

勝利得点

ジェノヴァ:2+1点 大勝利

ヴェネツィア:1点 大勝利

第4次戦争(最終ターン)

早くも最終ターンです。

ジェノヴァとしてはハンガリーのお陰でリードしているので何もなければ何もせずに逃げ切りたいと思っていました。

しかし、ここでヴェネツィアナポリと同盟。

ところがナポリのユニットがありません。オリジナルではナポリはアンジュー領だからです。と言うことで緊急討議の結果、正規兵2、召集兵1、フリート1のアンジューユニットを使用してナポリ軍としました。

ジェノヴァはフランス中立化に失敗。

ジェノヴァ財政:5+3-2=6

ヴェネツィア財政:5+6=11

ヴェネツィアはフランスに続いてナポリを加えたので一気に資産が11まで来ました。

ヴェネツィアは負けているので、ついに懸案のアンコナ侵攻を決行。普通の勝利で支配に成功します(後で1点)、続いてターゲットができたのでアンコナ海軍に対して海戦を挑んで大勝利の機会に賭けますがCAによる痛み分け。しかし、資産による1点が入ったので2点差を追いついて、さらに逆転しました。

ジェノヴァは勝つために先ずミラノ、続いてトスカーナ州フィレンツェ)に侵攻します。トスカーナでは大勝利を収めることができ、結局、この最後の軍事行動の分で突き放して逃げ切りました。

勝利得点

ジェノヴァ:3+3点 大勝利、ミラノ支配、トスカーナ支配

ヴェネツィア:1+3点 大勝利、資産8以上持越し、アンコナ支配

 

まで、6対4で勝利しました。

最終ターンで一旦逆転されてから再逆転すると、結構、盛り上がりました。

二人で対戦すると、「ソロでは考え付かない所まで」勝つためのアイデアを絞り出すので最終ターンの攻防は面白かったです。

大勝利で「貿易」を入手したら2金手に入るので、それで資産VP(ターンエンドに資産8以上)を得られるように資金6を温存して置こうと思ったりもしたのですが、「貿易チットは資産フェイズにしか使えませんよ」と言われて、「そうか、なるほど!」と感心しました。その通りです。オリジナルルールにちゃんと書いてあります。

あと、フランスとアラゴンの扱いまでは考えてありましたが、ナポリは盲点でした。

それから敵同盟国の本土を支配すると1点なのですが、フランスやアラゴンが敵同盟国になることがあるので、その時に本土はどう定義されるのかという問題も発見されました。

調べると、盤上の都市ではマルセイユは中世までは振るわなかったそうですし、トゥールーズも中世にはペストで衰退したので、あまり冴えなかったようです。パリとリヨンは盤上にありませんし、本土1VPにふさわしい都市は本ゲームのフランスにはないようです。

アラゴン王国の首都はサラゴサだそうです。ですから、そこに本土の1点を付けておくのが妥当なのかなと思います。

後はアンジュー領のナポリ王国ですね。ここはナポリで決まりでしょう。