やってみました。
第1ターン
「クレタ島の叛乱」がいきなり登場、ヴェネツィアは資金4を失います。
「キプロス王の玉座」が登場し、いきなりチット間の矛盾が露呈しました。
キプロス王によって攻撃義務が発生しますが、「クレタ島の叛乱」によりヴェネツィアは攻撃禁止なのです。同じことは「リキニョール号拿捕さる」でも起きます。
攻撃禁止を優先することを決定したので、後でチット説明シートを修正するのを忘れないようにしなければ。
外交フェイズですが、オリジナルであった敵同盟国の反乱は条件が厳しすぎて発動できないので、代わりに相手同盟国の中立化を3つの一つに格上げすることにしました。
ジェノヴァ:シシリー王国を同盟化することに成功
ヴェネツィア:ピサ王国を同盟化することに成功
ヴェネツィア:シシリーの中立化を試みたが失敗
ジェノヴァ収支:2+5+1(黄金)→8
ヴェネツィア収支:3+1-2(海賊)→2
シシリーには都市が2つあるので、これを同盟化したジェノヴァの収入が非常に大きく一気に裕福になりました。これを踏まえて正規兵3ユニットを購入してジェノヴァ本土に配置します。
ヴェネツィアはクレタ叛乱のダメージに加えて同盟化したピサに都市がなく海賊の被害も出たためいきなり資金的に大きなビハインド。ユニットの購入は断念します。
ヴェネツィアがプレイヤーA(フランスユニットを使用する都合)なので先攻です。
ヴェネツィア本土からラヴェンナ(ヴェネツィア領)を経由してアンコナに進入します。この結果、アンコナはジェノヴァの同盟者に。アンコナ程度なら鎧袖一触と思っていましたがダイスが悪くNEとなり混戦状態でターンを越すことに。
補給路であるラヴェンナを開けて置くのは都合が悪いのでブレシアに初期配置した部隊をラヴェンナに移動させます。
ジェノヴァも本土からトスカーナに進入します。こちらは予定通りに鎧袖一触でした。
ターンエンドの勝利得点計算では
規定によりヴェネツィア同盟国であるトスカーナの本土を支配していることでジェノヴァが1点を獲得。
ヴェネツィアは無得点でした。
第2ターン
今度は、「リキニョール号拿捕さる」が出てジェノヴァは資金3を失います。
またも、「キプロス王の玉座」が出て、懸念されていた矛盾のもう一つのケースが発生しました(苦笑)。
「ミラノ公ヴィスコンティ」が出て、ミラノがヴェネツィアの同盟者となりました。シシリー、ピサに続いて有力中立勢力が次々に両陣営に色分けされていきます。
政略フェイズでは、ジェノヴァしか外交チットを持っておらず、ジェノヴァ本土への脅威となるミラノの中立化を試みましたが失敗します。
ジェノヴァ収支:1+6→7
ヴェネツィア収支:0+2ー2(海賊)→0
ヴェネツィアはミラノ同盟で収入が増加しましたが、またも海賊の被害を受けて資金が枯渇しました。
ジェノヴァはミラノが敵になったのでジェノヴァ本土に正規兵3ユニットを購入配備します。
ヴェネツィア軍は痛み分けになっていたアンコナ攻撃を再実施して、決定的勝利を得ました(1VP)。OPがまだ十分に残っていたので、トスカーナへ侵入しトスカーナを侵略したジェノヴァ軍を攻撃し、これにも決定的勝利(1VP)。結果としてジェノヴァ国王は戦死します。
ジェノヴァ艦隊はティレニア海での行動の自由を確保するため、ジェノヴァ沖でピサ艦隊に海戦を挑みます。しかし、カウンターアタックが相次いで消耗戦の結果、両軍ともに全滅します。ティレニア海北部には、どこの艦影も見えなくなりました。
ターンエンドの勝利得点計算では
ヴェネツィアは二つの決定的勝利と、ジェノヴァからトスカーナを奪回し支配したことで合計3点を獲得し一気に逆転しました。3対1。
第3ターン
率直な印象ですが、ジェノヴァ=ヴェネツィア戦争では両軍主力が接近しており、またVP制になったことで相手の中立国を攻める動機があるので、こんなものなくても互いに攻撃するから要らないのではないかと思いました。これをなくせば頭書の矛盾は自動的に解消するので、それがスマートな気がします。
ジェノヴァの収支:4+4+1(黄金)=9
ヴェネツィアの収支:0+3+1(貿易)-2(海賊)=2
三度目のジェノヴァ海賊の跳梁跋扈でヴェネツィアの金庫は貧弱なままです。
ジェノヴァはピサ艦隊と刺し違えたジェノヴァ艦隊を再建します。
ヴェネツィアはアドリア海の航行を確保するためにアンコナの残存艦隊を攻撃しますが、二度にわたってNEとなり成果が出ません。
ジェノヴァは先手を取って本土から隣接するミラノへと進入して攻撃を掛けます。BBとなり、ミラノ側は1を宣言したので、両軍ともに混在したまま痛み分けとなりました。
勝利得点的にはヴェネツィアにトスカーナの追加1点が加わって4対1と引き離します。
第4ターン
「ルイ9世の干渉」が発生しました。これにより両軍の直接の攻撃ができなくなりました。勝敗の帰趨を決める最終ターンにこれが適用されるのは競技ゲームとしての盛り上がりを削ぐこと、この上ないので、本イベントは最終ターンは無効にしておかないといけないようです。
「法王、激怒する」も発生して両軍の資金が減少しました。
ヴェネツィアは、フランスとの同盟に成功しました。フランスは、もともとのジェノヴァのユニットを使用します。マルセイユに地上ユニット4個、同沿岸にフリート3個を配置します。
フランスの戦力は非常に大きいので、ジェノヴァはフランスの中立化を試みましたが失敗します。
ヴェネツィア収支:2-2(法皇)+2+1(貿易) そして、ミラノ正規軍を補充します。
ジェノヴァ収支:2-2(法皇)+3 正規兵4をジェノヴァ本土に配置
ルイ9世の影響で敵本土を直接攻撃ができないので、大きな作戦はありませんでした。
ゲーム終了時に、ジェノヴァが保有していたコロンブスチットにより1点を獲得。ヴェネツィアはトスカーナ支配で1点を獲得。
結果として、ヴェネツィアが5対2で勝利しました。