海の都の物語 第6話 ライヴァル、ジェノヴァを読む

と言うことで図書館から借りてきて第6話だけ特急で読みました。

以下、箇条書きです。

赤太字の部分は、ジェノヴァ=ヴェネツィア戦争用に新規に作成するイベントチットです。(must)は引いたら直ちに使用しなければなりません。

1:イタリアの4大海洋都市国家は、アマルフィ、ピサ、ヴェネツィアジェノヴァである。

2:彼らの時代は、14世紀後半に東はトルコ、西は新大陸航路の発展によって挟み撃ちされて終焉を迎えた

3:アマルフィは中でも十世紀に一番最初に繫栄し、十一世紀には一番最初に衰退した

4:十字軍は兵員輸送だけでなく兵站輸送の規模も大きく海洋国家にとっては一大ビジネスであった。これを担当したのがジェノヴァとピサだった

5:ピサは海に面していな河畔の町だが、当時の船は小型だったので大きな問題はなかった

6:ピサ海軍はサラセン人と絶えず衝突していたが、十一世紀にはサラセン人を海へ押し戻すことができ繁栄した

7:ピサの陸上での敵はフィレンツェであり、両者の遺恨は長く尾を引いた

8:ピサは皇帝派であったので法王派が強くなるにつれ衰退し始めた

9:ヴェネツィアは中世にしては珍しいほどの愛国心の強い国だった。対してジェノヴァ個人主義が強い国で対照的だった

10:ジェノヴァとピサが戦った1284年のメロリア沖海戦でピサは惨敗して衰退を確定的にした

11:個人主義的なジェノヴァは、地中海世界のためにならないとわかっていてもアラゴンに与したりすることも辞さなかった

12:ヴェネツィアジェノヴァの対立は、人種でも宗教でもなく純粋に経済的な対立で在った

13:アッコ海戦の参加兵力

ジェノヴァ:ガレー50隻+大帆船4

ヴェネツィア:ガレー39隻+大帆船4

ヴェネツィアの圧勝

14:ルイ9世の干渉(must)

十字軍を計画中のルイ9世は、ジェノヴァヴェネツィアの紛争状態を好ましくないと判断し両者の休戦と海賊行為の中止を促した。このターン、両軍とも相手への攻撃、海賊チットの使用ができない。

15:法王の激怒(must)

ローマ法王イスラム側の攻勢に激怒し、イスラムとの交易を禁止した。ヴェネツィアは資金3、ジェノヴァは資金2を直ちに失う。

16:ジェノヴァの最大動員力

1295年、165隻のガレー船と、35千の兵員を動員して見せた

17:ヴェネツィアの最大動員力

上記の概ね半分程度であったと見られる

18:ジェノヴァは内政が混乱しがちで主要4氏族による覇権争いが絶えなかった

19:クルツォラ海戦の参加兵力

ヴェネツィアガレー船90隻

ジェノヴァガレー船80隻

20:ジェノヴァの三段櫂船

ジェノヴァが攻撃する海戦解決時に使用、dr+2修整

21:ジェノヴァヴェネツィアの戦争は125年間続いたが、交戦期間は25年ほどしかない

22:ハンガリーのダルマツィア征服(must)

ハンガリーがダルマツィアを征服、このターンにダルマツィア沖を通過するヴェネツィア艦隊は通過する度に1フリートユニットを失う。ターン終了時にダルマツィアはジェノヴァ支配としてVP計算される

23:キプロス玉座(must)

このターン、両軍とも少なくとも一回の攻撃を相手国に対して直接実施しなければならない

24:クレタ島の叛乱(must)

ヴェネツィアは直ちに保有資産の半分(切上げ)を失い、このターンは一切の攻撃を実施できない

25:リキニョーニ号、拿捕さる(must)

当時世界最大のジェノヴァ帆船リキニョーニ号をヴェネツィアが拿捕した。

ジェノバは直ちに保有資産の半分(切上げ)を失い、このターンは一切の攻撃を実施できない

26:船載砲

キオッジア海戦で史上初めて船に積載した大砲が使用された

ヴェネツィアが攻撃側の海戦でのみ使用可、戦闘修整+1

27:ミラノ公ヴィスコンティ

ヴェネツィアとミラノが同盟する。たとえミラノがジェノヴァと同盟していても直ちにヴェネツィアと同盟する。

28:ミラノ公ヴィスコンティ急死

ヴェネツィアと同盟したジャン・ヴィスコンティ公がペストにより急死。ヴェネツィアとミラノの同盟は解消される。同盟でないなら影響なし

29:クリストファー・コロンブス

ジェノヴァ出身のコロンブスが新大陸を発見する、ゲーム終了時にジェノヴァに1VPを与える