ついに対戦に漕ぎつけました。
千葉会の日曜日。Wilandorさんと、小生はアラゴン側を持ちました。
第1ターン
フランスがイングランドと同盟
フランスはパス
アラゴンはカスティリヤを属国化
両軍ともに最大資産(10)に到達しますがヴェネツィア海賊の略奪でアラゴンは資産8に減少。アラゴン側はフリートを増強、フランス側は国境線の陸軍を増強。ここで既に両者の作戦指針が異なっていることが判ります。
アラゴンとしてはマルタ攻略戦を睨んでの制海権重視。フランス側はマルタ防衛ではなくアラゴン本土侵入による勝利を目指している模様です。
フランスの最初の作戦で、ジェノバ本国に進入されてびっくりしました。
なるほど、その手があったかという感じです。
ジェノバは中立国なので初期配置時にフランスと交戦する想定で配置していないのです。ただ、本国を支配されても、別に中立に戻ったりフランスの同盟者になったりはしません。直観に反した処理なのですが、ペナルティは動員ができなくなるだけです。そうは言っても地中海に覇を唱えるジェノバ艦隊が損耗したら補充できないのでは同盟者としての価値は大いに下がりました。
続いてフランス軍はモンペリからロセロへと侵攻してきました。アラゴン軍全滅。
アラゴン側に手番が移ったところでバルセロナ本隊が出撃してロセロのフランス軍を撃破。早くも国境線ですったもんだになります。
moritaさんから、「ピレネー山脈は障害にならないのですか?」と聞かれましたが、「はい、平地とまったく同じです」が答え。これは地政学的には大問題です。良く考えると、これが本ゲームのアラゴンが苦しい最大の理由かも知れません。
第2ターン
フランスがベネツィアと同盟
フランスはナヴァレを属国化
両軍とも最大資産になりますが、再びフランス海賊が暗躍してアラゴン資産は8に。
ベネツィア海軍が全アドリア海を縦断してイオニア海からメッシナ海峡を越えてティレニア海へ入りシラクサに上陸作戦。この電撃作戦にはジェノバ侵攻以上に驚嘆しました。そうか、海軍作戦の出目がそれなりに出ると地中海って狭い海なのですね。お互いさまではあるのですが。
さらにイングランド軍がギュエンヌから上アラゴンに進入してきました。フランス軍も再度ロセロへ侵入。どちらも勝利まではしませんでしたが、進入したまま占拠を続けます。鬱陶しい話です。
アラゴンに手番が移って、パレルモのシシリー軍が出撃してシラクサのヴェネツィア軍を撃破。いやシシリー対ヴェネツィアの代理戦争が起こるとは思っていませんでした。
アラゴン艦隊は最終ターンのマルタ遠征に備えてマルセイユ沖に集結するフランス艦隊を撃破しに掛かりますが、なんと二回戦闘して二回とも出目が1で仕留め損じました。
第3ターン
フランスはピサ王国を属国化。
今度はアラゴン海賊が略奪を実施します。でも、最終ターンには次ターンの外交用資金を残す必要がないので、さして効きません。
フランスによるトゥールーズからアージェルへの侵攻が成功。さらに痛み分けだったロセロでの第二次海戦でフランスが圧勝したため、アラゴン本土の奪回さえも難しくなってアラゴンの投了となりました。
感想
面白かったです。
ソロプレイだと「こんな相場だろう」で思考停止して流してしまうのですが、対戦で最善のアイデアを追及すると、ジェノバ侵攻や、シラクサ電撃上陸作戦などの手段が登場して、あっと驚きました。
まだまだ本ゲームの潜在能力を見届け切れていないのかも知れません。一度、正規シナリオ(7ターン)もやってみると、もっといろいろな可能性があるのかも知れません。
ただ、1ターン=1時間くらいなので、7ターンは丸一日コースでしょうか。