天使の耳(前編)を見る

 NHK、90分×2回です。

 東野圭吾原作。

 小芝風花が主演。バディのヴェテラン先輩役に安田顕

 最初のエピソードは、交差点で激突した外車と軽自動車。死亡した軽自動車運転手の赤信号無視を外車側は主張しますが、軽自動車の同乗者で助かった奈穂(飯沼愛)は青信号だったと主張。しかし、彼女は目が不自由であることから圧倒的に不利。

 ですが、彼女の圧倒的な聴覚情報に対する記憶力からカーラジオから流れていた曲の歌詞のどこで衝突したかが判り、ラジオ局に問い合わせて時間を、信号局に問い合わせてその時間の信号状態を調べていくと、軽自動車側が青だったことが導き出されていきます。

 しかし、彼女の聴覚記憶に必ずしも信を置けないとする警察内部では、彼女の記憶の信頼性を証明するためにテストを実施します。

 かくて一件落着となったのですが、後から追加目撃者が出てきて、事故の瞬間は彼女の主張より遅かった可能性が出てきて、小芝は釈然としない思いを抱えながら次の事件へと向かいます。

 ここまでが前編の中心エピソードですが、煽り運転を受けてガードレールに突っ込んだ泉里香の妹が、姉は命を狙われていると主張するところまでで前編は終りました。

 飯沼愛は初めて見たのですが、昨年のリメイク版「パパと娘の七日間」のヒロインなのですね。