自分の日記を検索したら、初読は3年少し前でした。
三体を読んだので間を明けずに読みたいと思い、「カラマーゾフの兄弟」再開をまた少し先送りして読みました。
圧倒的な迫力です。
400年かけてやってくる三体艦隊を智子の監視下で迎撃する話しが上巻のほとんど。下巻では地球艦隊が編成され戦ってもいないのに勝ったかのようなムードに酔う地球で目覚めた冬眠者たち。
しかし、減速せずに先行して突入してきた偵察艇・水滴は、圧倒的な技術力の差を見せつけて数百隻の地球艦隊の戦艦群を小型艇で串刺しにして全滅させてしまいます。
わずかに生き残った5隻の戦艦は太陽系を脱出して地球文明の種子を銀河系に蒔こうとしますが、互いを攻撃し合って地球をさらに絶望させます。
この5隻の艦名が奮っています。
まず旗艦が、自然選択。ナチュラルセレクションですね。
こういうヤツですね。サマーソルト式ダイヤモンドカッター。
この辺りの件は読んでいて非常に辛いのですが、物語は急転直下、最後の面壁者ルオ・ジーの妙案で三体艦隊との不安定な休戦へと辿り着いて幕を閉じます。
まぁ、そうでないと三部作のⅢに繋がらないから無理筋でも必然の決着ではあります。