初回見ました。
「不適切にもほどがある」に続いて軽快なクドカン節。
歌舞伎町にある救急病院なのですが、外科医がアル中の院長しかおらず、実態として外科手術できないので救急が来ると、基本は拒否しています。
ある日、そこに歌舞伎町で外人とテキーラのショットドリンクファイトをして急性アルコール中毒になった女性がかつぎ込まれてきます。同じタイミングで客にシャンパン瓶で殴打されて顔面から腹部に掛けて大流血したホストが担ぎ込まれてきて、泥酔した女性がムクリと起き上がり処置を始めます。
彼女は実はアメリカ医師免許を持って最前線で負傷兵の切った貼ったの修羅場をくぐってきたヨウコ・フリーマン。病院としては外科医が欲しかったので彼女を使って救急外来を受けてしまうかどうか、賛否両論喧々諤々。
と言ったようなお話しです。
病院の医療スタッフですが、アル中の外科院長以外に、美容皮膚科の院長の息子に太賀、小児科医の岡部たかし。寅子の夫と父の二人が揃って出ているので、なんか朝ドラのスピンオフかと見紛うような変なキャスティングです。さらに平岩紙がソーシャルワーカー、塚地武雅がナースで出てくるので、ますます「寅に翼」。
それ以外に会計の高畑淳子、病院を美容外科にした方が絶対儲かると主張する院長の弟に生瀬勝久。
歌舞伎町で炊き出しをやっているNPOのリーダーに橋本愛。もちろん橋本の器量ではNPOをやっているよりお水で働いた方が儲かるよと言われるのは想像に難くありません。
ヨウコはなぜ軍医になどなったのかと聞かれて、貧富の差によって受けられる医療の質に格差のあるアメリカにおいて、最前線は唯一貧富の差なく患者を治療できる医療現場だからと答えるのに少し考えさせられます。先日の「ブラックジャック」と対極にある医療姿勢です。
とまぁ、あれよあれよと過ぎ去った第1回、引き続き第2回も歌舞伎町らしい要素を満載して展開する模様です。
以前に「歌舞伎町弁護人」の時にも書きましたが、個人的に歌舞伎町は思い出の街なので非常に嬉しく見ました。