最後まで来ました。
手を広げすぎた1月クールも、相次いで収束に向かいホッとしています。
ラス前まで来て、まだ重要人物が追加になります。
コーヒー豆を買いに行ったら、偶然、大柄な白人女性と出会います。美徳先生のイタリア人の奥様、フランチェスカです。力一杯抱きしめられて苦しがる海咲。

そしてもう一人。崎津の天主堂に行って色のトレーニングをしていたら、後ろから声を掛けられます。晶太郎の絵を買いに来た福岡の画廊の黒沢です。伊藤歩をドラマで見るのは、なんだかんだで「婚活刑事」以来でしょうか。頻繁にエピソードゲストの出演はあるようなのですが、縁がなく噛み合いませんでした。


「昼顔」で夫を奪われた女の言うことには重みがありますね。
黒沢から「晶太郎の軛を切ってしまったのは貴方ね」と指摘されますが何のことかわかりません。晶太郎の実家に戻って聞くと、晶太郎は「フィレンツェの国立芸術院を受験してみる」というのです。
もし合格して出発する時には、東京からの便にしてと頼む海咲。門出に御馳走するというのです。晶太郎は、門出は大事ばいと言い、翌日、東京へ帰る海咲を、漁協の漁船団で見送ります。
手順前後。
美徳先生の家でいろいろな話しをした海咲は、七瀬の結婚式の出口で待ちます。
海咲を見つけた辻村は、七瀬がドレスを着ている内に母とのツーショットを獲って欲しいと頼みます。頼まれて二人を撮った海咲は、ついに実家へ行き母の淹れたお茶を飲み、自分から頼んで母の写真を撮ります。
さて、東京へ帰ってから2年後、天主堂の鐘の音が響く場所に海咲はいます。すわ、天草に再帰郷かと思わせますが、なんとフィレンツェのドゥオモです。
フランチェスカが美徳先生にプロポーズさせたという葡萄畑に行って待ち人を待ちますがやってきたのは、晶太郎です。フランチェスカと同じ方法で彼にプロポーズさせようというのです。
かくて色覚異常で仕事を失って帰郷した海咲の物語は、義父との和解、母との再会を経て、晶太郎と結ばれるというハッピーエンドで終わりました。
多彩な登場人物との再会を経ていくロードムービーという点では前作「グレースの履歴」と相通じる本作ですが、ハッピーエンドという点では圧倒的に本作が勝りました。