カーネーションを見終わる

 半年遅れてようやく3月に再放送終了しているカーネーションを見終わりました。
 本作を通して見るのは、18年のアンコール放送以来でしょうか。
 何回見ても、非常に良く出来た朝ドラで、朝ドラ史上最高傑作というのも無理からぬ出来栄えでしょうか。
 着物の時代から始まって、戦時中、戦後、さらに高度経済成長、バブルまで描きます。
 戦時中に旦那さんが戦地へ行って戦死、気難しい父も戦後動乱期に小火を出して大やけどをしてからめっきり弱くなり、有馬温泉で客死します。

 田丸演じる髪結いの八重子さんとは終生の親友となり、もう一人の終生の悪友である栗山千明演じる奈津とは、それだけで一記事かけそうな因縁を刻みます。糸子が祝言の日に膝を痛めて歩けなくなり、それを迎えに行っておぶって吉田屋まで運んだのは名シーンでした。
 戦後、凋落してパンパンになっていた奈津を、髪結いの安岡のおばちゃんと二人で訪ねていくのもいい話しでした。

 ラサール石井と結婚して岸和田を去ってしまい、さすがにもう出てくるまいと思っていたら病院でまさかの再会。

 最後にそろって写っている1枚を見つけたので。

 で、一番右は誰でしょう? 即答できる人は、カーネーション検定準1級を授与します(嘘)。