ゲームジャーナル71号を入手する

GJ71号です。

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付録ゲームは、闘病中のソンシー浅野さんの「幸村外伝エピソード0」です。

大坂城戦役の一連の戦いから、八尾若江と道明寺の2イン1です。システムは、「幸村外伝」そのままなのだそうですが、そちらをプレイしたことがないので、個人的には余り関係ないでしょうか。

浅野さんの怪企画が挙がっていて、アドテクノス、朝日出版時代のもののリメイクが3つ並んでいます。個人的には、「アレクサンダーズトライアムフ」は、いまや世界的に貴重な古代戦ゲームなので実現して欲しいです。他は、それほど興味をそそられませんでした。申し訳ありません。

ゲームレビューでは、ASL関係が2点そろっているのが個人的にはタイミングでした。そうか、「ウィンターオフェンシヴパック」は今回は実質大幅値上げなんですね。確かに第一感、割高に感じて買う気がしませんでしたが。

それくらいなら、絶対金額は高くとも「レッドファクトリーズ」の方が考慮に値します。やっぱり、スターリングラード市街戦は浪漫なのです。ただ、旧版レッドバリケードを持っていて、ユニットが既に本体と混ざって分離できず処分できないので、まるごとだぶるのが勿体ない感じはします。

墓場まで持って行くつもりで買うかどうか悩み所です。同じことは、「ブダペストの祭り」の時も悩みました。

ETを見る

WOWOWです。

大ヒット作だったのですが、個人的には初めてちゃんと通して見ました。

スピルバーグが作った、大人向けの童話という感じです。

冒頭、みんなでD&Dをダンジョンタイルとミニチュアを使ってやっているのが、「そうかそういう時代だったのか」と懐かしく思いました。別に本筋とは関係ありませんが。

吹替え版で「ET、おうちへ帰る」と言っているのが、オリジナルでは「E.T. phone home」なのですね。

エリオットは本作で大活躍しましたが、役者としては大成しなかったようです。妹のガーティは後のチャーリーズエンジェルの一人ですから、妹の方が出世しました。

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個人的には自転車で飛んでいくシーンは、「あまちゃんだねぇ」と思いました。もちろん逆なのですが(笑)。

×宇宙の食人植物を読む

ジャック・ヴァンスです。

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ただ、画像を見ると、キャンベルJrの名前しかありません。エースダブルのようにノヴェラ2本をセットにした本で、しかもキャンベルJrの方しか名前が出てこない装丁になっているのです。

久保書店のSFシリーズは、忘れられた傑作が少なからずあります。その中で、こうしたエースダブル的な本が数冊あったのだそうです。全然、知りませんでした。

ネタバレ注意です。

ジャック・ヴァンスの邦訳を追っていく中で見つけたのですが、そのタイトルが「宇宙の食人植物」。うーん、どういうセンスの邦題なんですか。ちなみに原題は、「木の息子」です。まぁ、こっちが良いとも言いにくいですか。

読んだ感想としては、がっかりです。

ヴァンスらしさは感じます。異文化世界、呉越同舟の船旅と、いかにもヴァンスです。

最後に、ドルイドたちの密輸品が「木の息子」で、そもそも親の木は信仰の対象となる聖樹ですが、実は巡礼者たちを食って暮らしている食人植物だったという落ちです。

まぁ、たいした本ではありませんのでネタバラシしてしまいました(苦笑)

惜しい刑事を見る

4回で終わり。

うーん、今一つだったでしょうか。

面白い所もあり、石川恋が可愛く見える時もあり。一方で、今一つ盛り上がらない最終回。角度によっては、石川恋が可愛く見えなかったり。

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なかなか微妙な出来栄えですね。灰田が思わせぶりですが、最後に「わたし、彼氏います」って、だったら変な態度をとっちゃいけないだろう‥と真剣に思いますね。

ゲリラチェッカーを入手する

ブライアン・トレインの旧作です。

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寡聞にして知りませんでしたが、スペインのアブストラクト小品を扱うネストールゲームズで、ちゃんとしたコンポーネントのセットが発売になっていました。

「アダプトイド」、「レベルムーンデフェンス」を買って以来です。1個だけ引くのは送料的に口惜しいですが、自重して1個だけ。

ラブリーな、ペンケースのようなパッケージに、ソフトボードが丸めて入っていて、それにペグとストーン、1枚紙のルールブックです。

チェッカーボードと碁石でもプレイできるのですが、この方が趣きがあります。ちょっと持っていて嬉しいセットです。

○火星甲殻団を読む

川又千秋です。

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ハヤカワ文庫、発売当時に買って、ずっと寝かせていました。

火星は、川又SFではしばしば舞台になります。赤砂のフロンティアです。

本書は、モデルキットとのコラボレーションとして発表され、モデルキットの方は横山宏さんがやっていました。

人間と機械が共生することで、やっと生き延びられる極限環境。そこで繰り広げられる無頼の西部劇譚と言った感じです。

リーダビリティが高すぎて、すぐに終わってしまう恨みがありますが、今読んでも古びていない気がします。

中編の予定が長編2冊になってしまったという辺りも、川又火星作品らしいでしょうか。

茨城会:ASL:紙の軍隊を対戦プレイする

引き続き茨城会でのASLです。

紙の軍隊。今度はギリシャ軍を担当しました。

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イタリア軍の退却速度が速くて取り逃がしそうになりましたが、迂回部隊が二回目のロールで登場してくれたので、最後の脱出線での攻防になりました。

イタリア軍が逃げきれるチャンスがあったかと思いますが、不注意でギリシャ迂回部隊の̠火線を横切ってくれたので辛勝しました。

個人的な好みもあると思いますが、私的な意見としては、このシナリオは面白い思います。退却戦は戦術的決断の宝庫‥かも知れません。