空から降りてくるもの?

中黒さんのコメントに、

「『グインサーガ』か『エルリック』だった記憶があるんですが。何でしたっけ?」

エルリック」は手放してしまいましたが何回かプレイしました。空から降ってくるのはいなかったと思います。

グインサーガ」って、ヘクスゲームありましたっけ? やったことがないので判りません。

あと怪しそうな所では「ドラゴンパス」とか、いやドラゴン原子爆弾は振ってきましたが空挺降下は記憶にありません。

「キングスアンドシングス」にも変梃りんなのがいろいろいた気がしますが、ユニットをばら撒いた記憶はありません。

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後は、「ディヴァインライト」も、なんかありそうな気がしますが、プレイしたことがないので判りません。

他にも候補はありそうです。「ザルゴスロード」なんかは設定的に合いそうですが、どうですか>そのへん

ヤキントは、他にもありそうですが、すらすらと出てきません。

あとイタリアの百種族くらいいろいろ出てくるゲームがあったかと思いますが、タイトルを思い出せません。

バトルオーヴァーブリテンの戦略ルールを読む

以前に戦闘ゲームを対戦プレイしています。

今回は戦略ゲームを戦闘ルールなしでプレイしようと考えています。

で、ルールを一通り読みましたが、非常に整然としたシステムだと思いました。バターフィールドの仕事ですから、さすがと思いました。

以下、気付きです。

ドイツのプロット、イギリスはマップ上でオペレーションという構造は、「バーニングブルー」と同じです。そうか、「ダウンタウン」系列のシステムは、ブリミコムウッドのイノベーションではなく、バターフィールドに起源があったのですか。これは知りませんでした。バトルオブブリテンゲーマーとしても、バターフィールドファンとしても、不覚の一語に尽きます。

ドイツは発進基地から爆撃目標までのルートをプロットします。そして、経路上のRAFのレーダー値と陸上観測員の値を合計して、発見表で判定して結果に従ってRAFに情報提供します。この辺りも「バーニングブルー」と似ています。

ただし、バーニングブルーでは先日も書いた通り陸上観測員の情報収集能力を非常に低く見ているのに対して、本作ではレーダーより有効としており、そこは評価が大きく異なっています。陸上観測員は役に立たなかったというのは、近年の研究成果なのでしょうか?

空から舞い降りるもの

ソークオフです。

【Company Scale System】「The Little Land : The Battle of Novorossiysk」Operation More Solo-Play AAR - Wargaming Esoterica

で、

中黒さんのコメント、

「実際に地図盤上の3フィート(約90cm)上から落とし、降下ヘクスに降りたかどうか判定する」ファンタジーのゲームでも同じルールがあった気がします。

もしかして、マジック・ザ・ギャザリングのケイオスオーブの話しをしていますか?

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それはそれで正しいのですが(いや、ヘクスだから違うゲームかな?)、中黒さんのご専門のウォーゲームにも先達がいたはずです。

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「ブラックシーブラックデス」

BGGのゲーム説明には書いていないですね。レビューが一件もないですし、確認できませんでした。ネット検索してみましたが、1982年のピープルズウォーゲームなので、ネット以前の時代の作品であり、有用な情報はありませんでした。

 

ルパンの娘を見る

とうとう終りまで見てしまいました(苦笑)。

荒唐無稽さが目立って、いささか粗い仕上がりだったでしょうか。

しかし、なんと言っても、フカキョンが泥棒スーツを着て活躍し、後半では祖母の若い時代も演じてセーラー服を着たことが最大の評価点でしょうか。

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うーん、それじゃドラマとしていかがなものか?‥と思わないでもありませんが、それ以上に深田恭子の可愛さが勝るでしょう。

小沢真珠を久しぶりに見ましたが、美人系コメディエンヌとしてのポジションは健在と感じました。この人も、余人をもって代えがたいように思います。

個人的にはテントウムシ型ロボットは、かなり気に入りました。

あと、瀬戸康史岸井ゆきのまんぷくコンビをそのまま持ってくるのは、ちょっと節操がないかなと思いました。旬な俳優の使いまわしは止むを得ませんが、朝ドラ夫婦を3か月後にカップルで使うのはなしなんじゃないでしょうか。

☆三体を読む

今年、もっとも旬なSF書籍かも知れません。

図書館です。

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ヒューゴー賞長編部門をアジア人が初めて受賞。すごいですね。

三部作の頭なので、この後がどうなるかは、期待と不安が拮抗する所ではあります。旬な内に続刊となって欲しいのですが、個人的にはハヤカワさんに対する信頼度が下がっているので、期待しないで待ちましょう。

内容的には、ファーストコンタクトもので、なるほど幼年期の終りなどの正当な後継者です。しかし、冒頭は文革から始まり、中国で文革と言うのがいかに大きな傷を残したのか改めて思い知らされます。この話しは読みかけの別の本の時にも書きますから深入りしません。

三体と言うのは、最初に登場してくるのは知識人たちの間でカルト的な人気を持つVRソフトウェアです。その内容は、不定期に恒紀と乱紀が訪れ、乱紀で文明が崩壊してしまう異世界において、文明を発達させ世界の謎を解き明かすというものです。

少しだけネタバレすると、この世界は三つの太陽を持つ世界で、その周囲をカオス軌道で回っており、そのために上述の問題があります。世界の恒紀の期間を予測するためには、この三体運動を解析的に解き明かす必要があり、それが「三体」の語源です。

で、この世界はソフトウェア上の架空世界ではあるのですが、実在する異星世界をベースにしており、この異星世界と地球とのファーストコンタクトが本題になります。

本書の範囲では、このファーストコンタクトのプロジェクト、それが導いた重大な危機、その危機に対する地球の思想分裂辺りまでが描かれます。

通信ではないフィジカルファーストコンタクトは、まだこれからです。

アクリルマーカーって作れるんですね

ソークオフです。

■テーブルゲーム/印刷なしアクリル駒■

おー、このくらいのコストで、フリーデザインのアクリルカウンターが作れるのですね。素晴らしい時代になったものです‥(^o^)

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なにか作ろうかしらんと妄想中です。

こういうのは妄想している間が一番楽しいので、しばらくは妄想のまま温存予定です(笑)

サギデカを見る

今期の本命と目していましたが、その期待に違わぬ見応えのある短期集中ドラマでした。

振込め詐欺の担当刑事と、摘発されたかけ子の青年。

それに加えて、かけ子の上司の店長、その上司の番頭、その上の首魁。そして、ブレインである男。

このブレインの男と、担当刑事が偶然に出会う所が第一回にあり、二人が互いの正体を認識して出会うことがあるのだろうかとドキドキさせてくれました。

最後の最後に、二人は取調室で会って会話することになりますが、そのヘヴィーなこと。

木村文乃は、「99.9%」や、WOWOWなどで重い十字架を背負った役を演じるようになって良くなりました。本作は、そのマイルストーンとなり、代表作の一つになったのではないかと思います。

かけ子の青年を演じた高杉真宙も難しい役を演じきりました。青木崇高は、言わずと知れた芸達者ですが、善人の部分と、ドライで非道な部分の割合が難しい役を上手く演じていました。

最後の最後に刑が確定したかけ子と面談するシーンが、木村にとっても高杉にとってもクライマックス。思えば最初に、ゴミ出し場所で「おはようございます」と挨拶した時から、二人ともどれほど遠くへ来たことか。第一回の最後の確保シーンで目を合わせた時に、木村を認識した高杉が「おはようございます」と言ったのも遠い昔です。

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たった5回だったのにブラックホールのように高密度のドラマでした。ここに吸い込まれた経緯や情念は、どこへも行き場がない印象です。

早々に再見する予定でいます。