○新版江戸古地図散歩を読む

f:id:bqsfgame:20211001201419j:plain

鬼平犯科帳池波正太郎先生が語る江戸情景です。図書館。

f:id:bqsfgame:20211001201434j:plain

見開きに、右に現在の地図、左に江戸時代の地図を並べてあり、どういう風に昔の街並みが今に残っているか良く判ります。

前半が下町で、浅草から上野あたり。池波先生の家の周りです。後半が山手で北の丸から本郷、麻生を経て池袋までです。

モンテクリスト伯(上)を読む

デュマです。

上中下の三分冊、岩波少年文庫版です。

f:id:bqsfgame:20210930200648j:plain

8月の千葉会で提督さんと鹿内さんが話題にしていて面白そうだったので図書館で借りてきました。

岩波文庫の7冊本もあるし、世界文学全集の三巻本もあるのですが、リーダビリティ重視で岩波少年文庫を。

岩波少年文庫を読むのは、ゲド戦記の「さいはての島へ」以来ですから10年ぶりくらいでしょうか。

読みやすい版組(思っている以上に重要!)、読みやすい抄訳文で、気持ち良く読み進みました。

いずれ光文社新訳文庫で出たら完訳で読み直そうかと鬼が笑うようなことを考えています。

モンテクリスト伯は大きく三部に分けられますが、本巻の部分は当初はなかったのだそうです。

ナポレオンとルイ18世の革命、反革命の中で密告による冤罪で土牢に送り込まれる主人公。長い長い物語はそこから始まります。

6日間の栄光が到着する

ビックリです。

COAからエンベロープが届いたのですが、開けて見たら6日間でした。

画像から、てっきりフラットボックスだと思っていたのですが、ジップロックでした。なるほど国際送料が妙に安い訳です。

f:id:bqsfgame:20210929183344j:plain

マップを眺めると、勝手知ったる「祖国の危機」マップを大体半分に縮小したような感じです。

シナリオは、シャンポーベル、モンミライユ、ヴォーシャンの3つです。これにキャンペーンが加わります。

ルールの分量は15ページくらいでユーザーフレンドリーな感じです。

ユニットはいつものCOAです。

こんなものも出ていました!

 

1982年のネビュラ賞長編部門。

マイクル・ビショップです。

なんでまた40年近く前のネビュラが竹書房さんから?

ともあれ、これで20世紀の受賞作で未訳なのは、オクタヴィア・バトラーだけになりましたね。

ビショップと言うと、とても期待していたハヤカワSFノベルズの「焔の眼」がさっぱりだったのでそれっきり読んでいません。

f:id:bqsfgame:20210929070226j:plain

マイナリティ視点という点では共通しているようですね。

図書館に入ったら借りようかなと言う感じです(時の他に)。

調べたら「焔の眼」は図書館にありました。うーん、それは再読しないでしょう。

そう言えば、「デクストロⅡ接触」を買ったまま読んでいないような。

 

そうか、増田さんの訳(M・D)なので警戒したのか。

密告はうたうを見る

wakatake-topics.com

無事に最後まで辿り着きました。

演出が怖くてどうしようかと思う回もありましたが。

話しとしては非常に難しかったので説明できません。

リンク先のネタバレが良くまとまっています。

外事警察」に似ていると書きましたが、ほんとに外事の公安案件が出発点だったのですね。ただ、本作品の中心は警察内部でのミス揉み消し、その告発を握りつぶして置いて出世争いに使うという陰謀です。この部分だけでも複雑なのに、その出発点が公安案件という話しが唐突に接続されてきて、非常に難解です。

つまらなくはありませんでしたが、再見することはないだろうなと思います。

松岡は久しぶりに活躍したと思います。

泉は新境地を開いたと言えます。

f:id:bqsfgame:20210928200231j:plain

鶴見慎吾はいつもの鶴見慎吾なのですが、チコちゃんの「そうだったんじゃないか劇場」なども含めて、この人が演じる役は同じに見えてしまうのが少しだけ残念。

 

いつの間にか訳されていました

ヒューゴー、ネビュラ、ローカスの受賞作はチェックしているのですが、チェックした後に訳されたのに気づかない(気付けない)ことが起きて驚きました。

2020年のサラ・ピンスカーです。

bqsfgame.hatenablog.com

amazonの説明によると

>テロと感染病の影響で、ひとびとが直接会う機会は激減した。観客を入れたライブなどは参集規制法によって禁じられている――。
ローズマリーは超巨大企業スーパーウォリーに勤め、自宅からアバターで顧客に対応する、単調な日々を過ごしていた。だがある日、顧客から仮想空間で行われるライブのチケットをもらったことで彼女の人生は変わる。

おー、今の日常を舞台にしたかのような設定なのですね。去年の受賞作ですから出版は一昨年でコロナ禍前です。タイムリーに訳出されたので、タイムリーに読んでみたい所ではあります。

それにしても映画ノヴェライゼーション関係ばかりと思っていた竹書房から「ノンストップ(オールディス)」に続いて本格SFが出てきて、そうか竹書房さんも要注意なのかと認識を新たにしました。

ただ、ちょっと積読(三体Ⅲ、火星へ)が貯まり過ぎていて‥(^_^;

太陽の世界に手を出したのは失敗だったかと思っている今日この頃です。

正義の天秤を見る

新しいNHKの土曜ドラマです。

f:id:bqsfgame:20210926094127j:plain

亀梨和也、NHK初登場で主演です。

え、そんなのありなんですか?

「NHKさんはNHKでの実績しか見ていない」とは、「朝ドラを書いてみたい」と言った古沢良太中園ミホが解説した一文。

実際、本作でも奈緒中村雅俊は「半分、青い」、大島優子は「スカーレット」。大政絢は「みかづき」でした。

そうか、やはり朝ドラで活躍して大河に出て、そこから朝ドラに帰ってきてお父さんお母さんをやってというコースなのかと思います。

「あしガール」で活躍したイッセー尾形が、「スカーレット」に登場し、そこから「青天を衝く」。で、「大江戸もののけ物語」とNHK番組を渡り歩いているのもそういうことかと思います。

初回を見た限りでは、法廷ドラマとして面白い脚本になっていて好感を持ちました。来週も見る予定です。

初回依頼人が、「やまとなでしこ」の信用金庫、こと筧利夫なのは懐かしく思いました。この人も朝ドラ(とと姉ちゃん)なのですね。