4月の課題

 3月も1月に続いて(続いてない?)ゲーム会に行けませんでした。
 4月の千葉会は、先日から準備している「ブーディカ」の対戦を予定。和訳、ソロプレイまでしたので、大体、大丈夫そう。
 4月の茨城会は、お誘いを受けて池田先生の「フランス革命」に参加しようと考えています。まだルールも読み終わっていないので、そろそろ準備を急がなくては。
 と言うことで、

課題1:ブーディカ

課題2:フランス革命

課題3:カフカス攻防戦
 BANZAIマガジンの一つ前になりました。
課題4:ロンメルがゴーグルをひろう時
 BANZAIマガジンの最新になりました。
課題5:カロリング朝の黄昏(再)
 非常に良かったので2回目を企画中です。実現は5月になることでしょう。

ユミッキー、頭NO王連覇

 4年ぶりの頭NO王が開催され、前回に続き弓木奈於が連覇しました。

 こういうのは連覇と言わないですかね。

 珍回答に登場する頻度から見て圧勝であろうことは予想されました。

 そんな中でも、無駄に発音の良いアリゲーターが光りました。

 なぜかアリゲーターを発音する時には自分を指しているのが非常におかしい。

 新年会余興の新しい乃木坂のリーダーズも良かったし、バラエティアイドルの面目躍如です。

来季のNHK杯囲碁トーナメントに向けて

 星合さんが卒業されるという報道が既に流れました。

 聞き手は3年交代だったのですが、前任の長島さんが4年、星合さんは5年も務めました。
 もうすっかりNHK杯囲碁トーナメントと言えば星合さんという感じです。
 後任は囲碁フォーカスで人気の安田明夏さん(関西総本部)だそうです。なるほどという人事異動です。
 今年一年は非常に解説者の選任が良かったと個人的には思いました。
 昨年の今頃に出したリクエストの内、片岡先生、鈴木歩先生、首藤先生が実現され、個人的には大いに満足でした。
 三回戦あたりから良い解説者をずらりと並べてきて、準決勝に羽根、河野臨と並べたのは大いに評価できます。決勝は誰かと思いましたが山下先生でした。井山王座がベスト4まで勝ち残ってしまったので頼めませんから、後は石田先生か、張栩九段かと思っていましたが、斬新な布石で対局者として人気の高い山下九段を持ってきました。なるほど。
 来季に向けてのリクエストとしては、今年も実現しなかった今村俊哉先生と、美声の清成先生の復活を期待します。鈴木歩先生も是非来季も。
 あとは八段解説者5人衆(林漢傑、首藤瞬、孫喆、平田智也、鈴木伸二)は、頼まなくても出て来そう。ここらへんが一番、脂が乗り切っていると思います。
 懸案は名古屋の解説者育成でしょうか。名古屋勢力が勝ち上がることが多くなり名古屋対局が増えていることもあって、名古屋解説者は不足気味と感じます。
 羽根先生、山城先生は鉄板として、彦坂九段、中野九段の復帰、六浦八段、大竹七段あたりの成長を期待する所です。これに、志田、伊田を加えれば8人になりますから、一応、廻るのではないかと思います。

3月のNHK杯囲碁トーナメント

 いよいよ準決勝です。

 意外にも準決勝進出は初めてという芝野名人と、準優勝経験者の志田八段。
 解説は名古屋の大エース、羽根九段でした。あれ、名古屋収録? 名人が名古屋へ出向いたの? NHK杯だけの実績で上座を決めるのならそうだったのかも知れませんね。
 羽根先生の解説は論理的に非常に明晰で安心して聞くことができます。志田八段の笑顔についての解説(コメント)も名古屋同士ならではでした。
 AIの形成判断はずっと黒の志田九段良しでしたが、作ってみれば名人の半目勝ち。大石の攻め合いみたいなのでなくてもAIって間違えるのですね。AIの能力に大いに疑問を持ちました。細かい碁もちゃんと計算しきれないのかとガッカリです。
 羽根先生もAIがずっと黒良しだったので黒に残っていると思っていたようで、終わり方はちょっと歯切れが悪くなりました。AIの来季の奮起を期待します(苦笑)。
 あと羽根先生が所々で、「この手はマネしない方がいいですね」と講義的なアドヴァイスを今回もされていてありがたいと思いました。

 もう一つの準決勝は、事実上の決勝とも言える一力、井山戦でした。
 解説は河野臨九段。
 両者とも最強の手段を繰り出す棋風なので、今日は険しくなると思いますという解説者の予想通りになりました。
 途中までは井山王座が押していたのですが、あきらめずに最強の手段で応戦する一力棋聖が逆転勝ちしました。
 解説の河野九段は難解な局面をできるだけ解説しようと、昨年に続いて喋り倒してくれましたが、今年も碁が難しすぎて解説しきれなかった感じです。それでも、河野九段で良かったと個人的には思いました。
 決勝戦の解説は誰かと思っていましたが、井山王座がベスト4まで残ってしまったので張栩九段あたりかと思いましたが、斬新な布石で人気の山下先生でした。
 一力vs芝野戦は、28局戦って、作ったことがただの一度しかないというデータが出てきて山下先生も吃驚していました。ちなみに山下先生の予想は5局くらいでしたので、少ないということはご認識の通りでした。
 碁の方は右下から非常に険しくなり、早々にどちらかがつぶれるかと思いましたが、険しいなりに均衡して進んでいき、一時は星合さんが二局目の作り碁になるかもとコメントを発しましたが、終盤戦で地合いに明確な差がついて名人が投げて中押しとなりました。

 6年連続決勝登場の一力棋聖の4度目の優勝で幕を閉じました。本命の堂々の優勝ですが、一回戦シードしかしてもらえない棋戦での6年連続決勝はスゴイことです。

×カラマーゾフの兄弟5を読む

 ついにやって来ました最終巻。

 最終巻はエピローグと、訳者による解題なのですね。本編としては4巻の判決が出た所でお終いなんですね。
 解題を読みました。なるほどと思ったのは、アリョーシャがほとんどの重要な場面に参加しているという指摘は「なるほど」と思いました。しかし、書かれなかった続編も含めての発展と収束のグラフは、面白いアイデアとは思いますが、なにせ存在しないものに関する憶測をベースにした考察なので、若干、無理筋な気がしました。ここらへんが、亀山訳に対する批判が鳴りやまない原因なのかなと思って読みました。
 作者は作品によってのみ読者と対峙するべきと思いますし、訳者も訳業のみによって対峙するべきで解題で延々と語るという時点であまり好感を持てないのは確かです。
 ただ、主要人物の事件当時の行動ダイヤグラムは読書ノートとしては非常に役立つので、万万が一再読する時には5を手元において読むのが良いのかとは思いました。
 でも、現代語訳でさえリーダビリティは高くなく、異常な分量と合わせて考えると死ぬまでにもう一度読むことはないだろうなと思いました。
 父殺しのミステリーと説明されますが、ミステリー寄りではなく、むしろ神と悪魔、善と悪などの対立する概念の間で苦悩する人々を描く人間ドラマと思いました。その意味で特に3巻辺りはなかなかの読み応えなのですが、4巻の最後の章題が「誤審」になっていることへの納得感のある説明がないのは大いに失望しました。

☆翡翠城市を読む

 再読です。

 最初に読んだ時は図書館でしたが、あまりにも良かったので買いました。

bqsfgame.hatenablog.com

 すぐにも再読したいと思う程でしたが、二段組600ページは手に取りにくさも十分なのです。

 わずか6日間しか作品世界の中にいなかったのですが、最大の激戦区アームピット地区、その東側にある港湾地区のジャンルーンで一番美味いイカダンゴを出すヒロの愛するトゥワイスラッキーとか、港から西を眺めると丘の上に建つ無峰会の教育機関コール・ドゥシュロン学園とか。

 もうすっかりジャンルーンの街は自分の第二の故郷になっています。

 本書は例によって三部作の頭なのですが、三年半前の時点で既に出ていた第二作は未だに訳されません。それどころか完結編第三作も出てしまいました。

 早川書房には事態の早急な打開を望みます。

 訳者の大谷さんは、レディアストロノート3の訳などさせずに、本シリーズを訳させるべきであったと筆者は声を大にして叫びます。

 ノーモア・レディアストロノート

 ジェイドトライオロジー、ASAP!